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フィギュア スケート コラム 2023年4月11日

チョック&ベイツ組が悲願の金メダル獲得。村元哉中&高橋大輔組は日本勢過去最高タイの11位「1年間続けてきて良かった」| ISU世界フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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新しいことにチャレンジしたいと、これまでの印象とは異なる「ダーク」でダイナミックなテーマを選択したFDでも、やはりPBを4点以上一気に更新。FD131.64点、トータル219.85点に伸ばした。2014年さいたま大会がイタリア組カッペリーニ&ラノッテ組に栄冠をもたらしたように……2023年さいたま大会もまた、イタリア組ギニャール&ファッブリ組に微笑んだ。

ギレス&ポワリエ組にとっては、2年ぶり2度目の世界選銅メダル。1度目は……今回のシャルマルと同様、激しい感動を隠せなかった。しかし2度目の今年は、少し違った。年末の虫垂炎で国内選や四大陸を欠場せざるをなかった事態から、再びこの場所に帰ってこれたことの喜びを、むしろしみじみと噛み締めた。

「2つの大会を逃して、少し神経質になってしまう状況の中で、私たちが成し遂げたことを誇らしく思います。自分自身を信じ続けることを、決してやめませんでした。それは素敵な気分で、前進するための自信を、私たちに与えてくれました」(パイパー)

2人の実力レベルを、完全に取り戻せたわけではなかった。トップ10のカップルのうち、8組がFDで自己最高得点を更新した素晴らしい雰囲気の大会で、パイポー組のトータル217.88点はわずかながらPBを下回った。それでも、2人らしい演技は、鮮やかなままだった。特にFD「エヴィータ」では、音楽が鳴り始めるはるか前から、見る者を物語の中へと深く引きずり込んだ。

10年以上も互いに切磋琢磨してきた3組による、しかも全員30代選手による表彰台。あらゆる関係者やファンたちにとって、じんわりと胸が温かくなるような、素敵なシーズンの終わりだった。

「ずっとずっと長い間、僕らは、ここにいる2組と戦ってきました。そんな彼らとこうして表彰台を分け合うことが出来たことが、どれほどスペシャルなことなのかを、この場を借りて強調しておきます」(ポワリエ)

……来シーズンも、3組の笑顔は、氷上で踊っているだろうか。昨季末は「現役続行」をきっぱり宣言していたチョック&ベイツ組やギニャール&ファッブリ組も、引退に傾いていた気分を立て直し、今シーズンに臨んだパイパー&ポワリエ組も、進退については明言を避ける。「まだ次のシーズンについて正式な決定は下していない」(チョクベイ)、「たくさんの物事を検討して、それから決める」(シャルマル)、「自分たちが今後どうしたいかは、時間とともに見えてくるだろう」(パイポー)と、来る2023/2024シーズンについては、いずれもゆっくりと考えるとのこと。

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