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フィギュア スケート コラム 2023年3月19日

宇野昌磨以来8年ぶりの王座君臨!格の違いを見せつけた三浦佳生「自分の名を刻むことができた」| ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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また三浦の願いだった「日本男子に出場3枠を取り戻す」は、無事に達成された。それどころか吉岡希がSP7位から、表彰台へと華麗なジャンプアップを決め、日本男子は2つのメダルを持ち帰ることになる。

ジャンプに乱れがありSP5位に沈みながらも、最終的に3位への浮上を成功させたジュニアグランプリファイナルの時とは異なり、カルガリーでの吉岡は、ノーミスでSPを滑りきった。スピンとステップでレベル4は取れなかったものの、今季の国際大会で初めて、全エレメンツでGOEプラス加点。当然のようにパーソナルベストを4点以上も更新し、76.44点と大満足の出来だった。

順位は7位に留まったとはいえ、得点差は極めて少なかった。5位との差はたったの0.38点、表彰台までも3.42点。しかも三浦を除く上位選手5人のうち、3人が、FSで4回転を持たなかった。また4回転を飛ぶ他の2人は、まさにその大技に苦しめられた。SP2位のウェズリー・チウ(カナダ)は、4回転トーループが2本ともすっぽ抜け、うち1本はコンビネーションをつけられずにノーバリュー判定。最終的に5位で終えた。SP4位ルーカス・ブルサード(アメリカ)は冒頭の4Tを含む2本の転倒があり、トータル7位。

一方の吉岡も、ジャンプをすべてパーフェクトに成功させられたわけではない。しかし冒頭の4回転トーループはオーバーターン気味ながらも、すぐに3回転トーループでコンビネーションにつなげた。次の4Tも着地で乱れたが、きっちり耐えた。後半のコンビネーションは、2つとも綺麗にまとめたし、最後のジャンプ……3回転フリップも、体力を振り絞って粘りの着氷。141.35点を記録し、FSだけなら銀色のスモールメダルを勝ち取った。

「ジャンプのミスがたくさんあったことは悔しいです。でも、練習してきたことは、しっかりと出せた。この先はさらに滑りを良くして、4回転の種類も増やして、もっともっと良い演技がしたい」(吉岡)

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