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フィギュア スケート コラム 2023年3月19日

宇野昌磨以来8年ぶりの王座君臨!格の違いを見せつけた三浦佳生「自分の名を刻むことができた」| ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「シニアよりも緊張しました。まさか首位に立てるとは思ってもいませんでした」(三浦)

ちなみにSPのパーソナルベストは94.96点。もちろん4回転を2本組み込むシニア構成で叩き出した得点だ。ジュニアの国際公式試合だけを比較すれば、今回がダントツのパーソナルベスト。実は、過去最高は……昨世界ジュニアの60.03点。1年前に悪夢を見た大会だ。あの時のSP20位というひどい結果にリベンジを挑むため、三浦は今大会に乗り込んだ。トータルでも13位に留まり、「自分のせいで2つに減らしてしまった」出場枠を、自分の力で取り戻すために。

決してFSでも手を抜かなかった。冒頭の3A+1Eu+3Sでは、2.97点という自己最高のGOE加点を叩き出し、最初のエレメントだけで15.77点という大量得点をもぎ取った。さらには4回転3本を組み込み、あくまで攻めの姿勢を貫いた。4回転トーループと3回転ループは着氷がわずかに乱れたが、見事に耐えたし、最後のスピンだけはレベルを3に落としたが、そこまでの約3分半に全力を出し切った結果なのかもしれない。おそらく今季公式戦としては最後の「美女と野獣」を、鮮やかなスピードパワーで駆け抜けた後、三浦は氷に膝をついた。

179.63点でFS首位に立ち、総合264.74点で、圧巻の優勝を収めた。FSだけで2位以下に38.28点差、トータルでは44.06点差と桁外れの強さを誇ったが、なにより三浦は、自分との戦いに勝った。

「四大陸チャンピオンとして乗り込んできたからこそ、より一層プレッシャーがありました。でも、自分に集中して出来たことが、大きかったかなと思います」(三浦)

もちろん、ここがゴールではない、と17歳の三浦は力強く語る。過去ジュニア世界選を制してきた日本の先輩たちは、その後シニアの舞台で長く活躍を続けきた。世界チャンピオンに上り詰めた選手も3人いる。

「来年は、絶対に、世界選手権にも出たい。自分の演技をレベルアップさせて、来季以降も頑張っていきたいです」(三浦)

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