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フィギュア スケート コラム 2023年1月1日

【新春特別コラム】ありがとう羽生結弦さん。これからも、よろしく。|J SPORTSフィギュアスケート班の素敵な思い出

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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アスリートとして当然、技術面を進化させました。「バラ1」は初めて使用した2014-2015シーズンと比べると、翌年はジャンプ構成の難度アップ(4Tを4Sに、3Lz+3Tを4T+3T)、五輪シーズンはジャンプ順序の変更(4T+3Tを演技後半へ)と、目に見える形で基礎点を上げています。

一方で2000年四大陸ではコンビネーションを前半に戻し、技術的な難度は少し控えめに。代わりに、一つひとつのエレメンツの精度を、極限まで上げました。高い出来栄え点GOEに反映され、羽生さん自らが1年3ヶ月保持していた歴代最高得点さえ塗り替えたほど。

ショパンの細やかなピアノの音に乗って描き出される世界も、徐々に変化していきました。20歳の羽生さんが舞う「バラ1」は、瑞々しく、繊細。どこか夜の始まりを思わせました。23歳の頃はノーブルで、優美でありながら、濃厚でドラマチックな力強さも。そして25歳で披露した演技は……これこそが無の境地というのでしょうか。すべてが滑らかで、淀みもなく。深く、音のない闇に吸い込まれていくような感覚を抱いて、少し怖くさえなりました。

かと思ったら、翌シーズンの新プログラムは、ひたすら底抜けに楽しかった!だってSP「Let Me Entertain You」で、ノリノリの音楽に乗って、羽生さんがリンクをところせましと暴れまわるのですから!

おかげでわたしたちは、巨大な正のエネルギーを受け取りましたが、コロナ禍の中、こちら側の興奮を羽生さんに十分に返してあげられなかったことだけは残念でした。2016年グランプリファイナルのSP「Let’s Go Crazy」では、うぉぉぉぉと地鳴りのような歓声が湧き上がり、アリーナ全体が熱狂のるつぼと化したっけ……。羽生さんは、正真正銘のロックスターなのです。

羽生さんとの真剣勝負

J SPORTSのフィギュアスケート放送のモットーは、全種目・全滑走中継。可能な限り多くの選手に演技後インタビューも行っています。シングルかカップル競技か、日本人か外国人かは問いません。どんな選手にも、大切にしている夢があり、語るべきストーリーがあります。

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