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#2 ISU技術委員 岡部由起子さんによる「ルール改正」について(1) | 町田樹のスポーツアカデミア 【Forum:フィギュアスケートが求める理想のルール】
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部M:なるほど。男子シングルを除く他のカテゴリーは、ほぼ同じ係数なのに男子だけがグンと上がってしまう。そして、そこにギャップがあるというのは、なぜなのかなと気になっていました。それは、男子シングルの技術点が高くなる傾向にあるから、50/50にするためにちょっと係数をプラスしているということですよね。
O:はい。おっしゃる通りです。
M:合点がいきました。でも女子も上がってきていますよね。
O:そうですね。ただし、気をつけなくてはいけないのは女子も上がってきているのですが、やはり、それは一部の国の一部の選手たちだけのことです。でも、我々が見なくてはいけないのは、全体のところ。トップ選手だけを見るのもいけないですし、下位の選手だけを見るのもいけない。全体を見たときに、「今はどういったケースが妥当なのか」ということを常に考えています。
ジャンプシークエンスの最低率を100パーセントに変更
ジャンプシークエンスの採点率を100%に変更
M:続いて【4】ジャンプシークエンスの採点率を100パーセントに変更することについて、お話を伺います。ファーストのジャンプの次にランディングしたまま、ダブルアクセル、トリプルアクセルを飛ぶと、今までは、そのトータルのスコアから80パーセントがかけられて採点されていました。しかし、今回は100パーセント全部でスコアが出されてくるようになるんですよね。
O:はい。おっしゃる通りです。
M:この改正によって、アクセルを組み込んだジャンプシークエンスを行う選手が増えそうですかね。
O:そうなると思っています。面白いのは、多くの選手はやったことはないかもしれないですけども、例えば4回転のサルコーなどのすぐ後にトリプルアクセルをする。今まで、これだけ難しいジャンプをする選手がほとんどいなかった。それは、やはり基礎点が80パーセントになってしまうことがもったいないと言いますか…そういう側面もあったのではと思います。
M:そうですね。単発でアクセルをした方がいいですもんね。
O:はい。難しいことには変わりないですし、我々としてもそれは認めなくてはいけないというところで、100パーセント入れてもいいのではないか。そういうところから議論が上がり、今回、それが通りました。
M:ジャンプの配置。エレメントの構成みたいなもののバリエーションが増えていく。
O:それを楽しみにしています。
J SPORTS編集部
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