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フィギュア スケート コラム 2022年3月22日

引退、雪辱、そして平和、それぞれの想いが込められた大切な大会が、フランスのモンペリエで幕を開ける | ISU世界フィギュアスケート選手権2022 プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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坂本が初めての世界選表彰台を目指す一方で、樋口新葉は、すでに4年前に2位の経験を有している。あれは五輪代表選考から漏れた悔しさを吹き飛ばす、ちょっとしたリベンジだった。ただし本物のリベンジは、今シーズン成し遂げた。しかも北京では、ショートとフリーの両方でトリプルアクセルを成功させた唯一の女子選手となり、5位入賞。大きな武器を手に入れた樋口の、「やったー」の叫び声が、今年の世界選でも聞かれるか。

五輪で辛い経験を積んだ河辺愛菜にとっては、笑顔でシーズンを締めくくるチャンス。次の4年間を輝かしいものとするためにも、好演技を期待したい。

日本勢とメダルを争うのは、韓国のユ・ヨンか、アメリカのアリサ・リュウか。氷上で醸し出す雰囲気は、まるで正反対の2人だけれど……前者は優美で、後者は愛くるしい……両者ともに決まれば強いトリプルアクセルを武器に持つ。

本来ならば表彰台を目指せる位置にいるルナ・ヘンドリックスは、大会直前に負傷し、残念ながら「目標はトップ10以内」と語っている。

ペア

三浦璃来&木原龍一

三浦璃来&木原龍一

1年前の世界選で、結成2季目の2人は、10位に飛び込んだ。今季はグランプリシリーズ2戦で表彰台に上がった。五輪では日本に史上初の団体戦メダルをもたらし、日本ペアとして史上初の7位入賞も果たした。

出会うべくして出会った三浦璃来&木原龍一は、またたく間に世界トップクラスへと駆け上がった。2022年世界選では、メダルさえもつかみ取ってしまうかもしれない。なにしろ今大会は2021年世界選と2022年北京五輪の上位5ペアが不在で、表彰台へと続く道は大きく開けている。

やはり結成2年目の、しかし大ベテランのアレクサ・シメカ・ケネリム&ブランドン・フレイジャー組が、三浦&木原組にとっては最大のライバル。同じアメリカのアシュリー・ケイン=グリブル&ティモシー・ルデュク組も、野心的に表彰台を狙ってくるはずだ。

今大会では高橋大輔と並ぶ世界一経験者のエリック・ラトフォードと、元欧州チャンプのヴァネッサ・ジェームスとの新カップルは、いまだ2人だけのペアの形を模索中。ただ技術力は極めて高い2人だけに、すべてのピースがぴたりとはまりさえすれば、凄まじい化学変化を起こすはずだ。その瞬間が、2022年世界選手権に訪れる可能性も、もちろんある。

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