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激戦必至!第24回冬季五輪の選手選考を兼ねた極めて大切な一戦 | 全米フィギュアスケート選手権2022 プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部アレクサ・シメカ・ケネリム/ブランドン・フレイジャー組
現時点で平均スコアが最も高いのは、ディフェンディングチャンピオンのアレクサ・シメカ・ケネリム/ブランドン・フレイジャー組。結成2季目ながらも経験値の高い2人は、今季フランス杯3位、アメリカ杯4位と好成績を連発。また第3条件であるベストスコア自体も、アメリカ全ペアの中でトップの国際大会202.79点を誇る。
次に平均スコアが高いのはジェシカ・キャララン/ブライアン・ジョンソン組で、国際的ベストスコアで2番目につけるのはアシュリー・ケイン=グリブル/ティモシー・ルデュク組。オードリー・ルゥ/ミーシャ・ミトロファノフ組は平均点的には3番手、ベストスコアでは4番手ながら、リストに含まれる主要国際大会(ゴールデンスピン)を制した唯一のペアとしての評価を受けるはず。
……結局のところ、2022年全米選手権の結果が、極めて重要になる!
アイスダンス
マディソン・ハッベル/ザカリー・ダナヒュー組
五輪表彰台さえ狙えるマディソン・ハッベル/ザカリー・ダナヒュー組とマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組による、一騎打ち。力強さと滑らかさを見事に両立する前者か、オリジナリティと洗練さが際立つ後者か。ハッベル&ダナヒュー組は、今季がラストシーズンと宣言している。2年連続4度目の優勝で全米選手権とのラブストーリーを終えたい。チョック&ベイツ組は2年ぶり3度目の優勝を、初の五輪表彰台に向けたステップにしたいはずだ。
3年連続上位2席を分け合ってきた両カップルに続いて、ケイトリン・ホワイエク/ジャン=ルック・ベイカー組は3年連続3位につけてきた。今季は少々出遅れた。ホワイエクが練習中の転倒で脳震盪に苦しんだせいだ。ようやく今季のスタートが切れたのは、グランプリ大会最終戦のロシア杯(5位)。ただ直後のチャレンジャー大会ですぐさま優勝を飾り、調整が間に合っていることを証明してみせた。
なにしろすぐ背後には、NHK杯5位クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ組とカナダ杯4位・イタリア杯5位のキャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組が控えている。ジュニア時代から世界に名を轟かせてきた若き実力者たちは、飛躍の時を待っている。
ジュニア時代にありとあらゆるタイトルを総なめにしたパーソンズが、グリーンと組んで3年目だとしたら、2016年世界ジュニアチャンピオンのロレイン・マクナマラは、アントン・スピリドノフとチームを結成して2シーズン目。また2年前の世界ジュニアを制したアヴォンリー・ニューエンは、元ユース・オリンピック金メダリストのグリゴリー・スミルノフと組んで初めての全米選手権を迎える。どんな素敵な化学反応が起こるのか、楽しみだ。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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