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フィギュア スケート コラム 2022年1月4日

激戦必至!第24回冬季五輪の選手選考を兼ねた極めて大切な一戦 | 全米フィギュアスケート選手権2022 プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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自らの名前でもあるSP「ヴィンセント」の優しく包み込むような演技も、寅年に北京で行われる五輪に相応しいFS「臥虎藏龍」の凛々しく雄大なパフォーマンスも、やはり数多くの4回転で彩られている。ジョウはSPで4回転2本、FSでは4回転を最大5本組み込む。4分の1回転不足を取られることが多々あるものの、高得点を叩き出すポテンシャルは証明済み。

ちなみにチェンもジョウも学業を一旦停止中。いずれも五輪シーズン後の復学を決めており、もしかしたら2人にとっては、100%フィギュアスケートに専念して臨む最後の全米選手権となるかもしれない。

フィギュアスケートは4回転だけじゃない。それ以外にも大切なものはたくさんある。こう身を持って教え続けてくれたジェイソン・ブラウンは、今季も宝石のようなプログラムを2本揃えた。昨季から継続のSP「シナーマン」は魂と音との完全なる一体化を実現し、FS「シンドラーのリスト」はバイオリンの切ない旋律に乗って、滑らかなスケーティングで美しい跡を描く。グランプリ2戦でいずれも出来栄え点5点満点の高評価を得たコレオシークエンスは、特に逸品だ。

ただしジェイソンは、決して現状に甘んじてはいない。芸術性だけでなく、結果も同時に追い求める地道な努力を重ねてきた。今季フランス杯では、公式戦では初めて、回転不足も転倒もなく4回転(サルコウ)を着氷。全米でも勇敢にトライするかもしれない。8年ぶり2度目の五輪出場権を手に入れるために。

なにしろ今季アメリカ杯でSP3位に食い込んだジミー・マが、3枠目に飛び込む可能性を秘めている。ダイナミックで熱っぽい演技が、観客の手拍子を誘い出すカムデン・プルキネンも怖い存在だ。2年前全米3位の樋渡知樹は、今季絶不調のジャンプが安定しさえすれば、やはり表彰台乗りの実力を持つ。

また昨大会4位のヤロスラフ・パニオットも、ついに念願のアメリカ市民権を手に入れ、アメリカ人として五輪出場を望む正当な権利を有する。スケーターの両親を持ち、今季ジュニアグランプリで2大会制覇した17歳イリヤ・マリニンも、いよいよシニア全米選手権デビューを果たす。

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