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フィギュア スケート コラム 2018年9月18日

~華麗なる舞~ 番外編 田村岳斗に聞く!

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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Q 4回転ジャンプの基礎点が大きく減って、繰り返せる4回転ジャンプが2回から1回になりましたが、それによって戦い方に変化があると思いますか?

基礎点が下がったのは残念ですが、これだけ多くの選手が跳んでくるとコンポーネンツスコアとのバランスをとるためにそうなるのかなと思います。回数制限に関しては影響ないと思います。4回転を跳ぶ選手が減ることはないと思います。今のトップ選手は10年前の選手の3回転と同じぐらいの感覚で4回転を跳んでいます。それに2種類持っている選手はほとんどが3種類、4種類目の4回転を手に入れるつもりでやってくるでしょう。

例えば羽生選手で言えば、平昌オリンピックにこのルールでも彼は勝っていたと思います。彼は質の高いトリプルアクセルが跳べるのにフリーで「2種類まで2回」を4回転で使ってきた。トリプルアクセルは1発。彼のトリプルアクセルは高確率で4回転の基礎点を軽く上回る得点を獲得できるはず。ルールが変わったといっても彼のトリプルアクセルが完璧にきまればGOE +5では足りないぐらいだと僕は思っています。

4回転をすでに3種類以上跳べている選手、1種類の選手に関しては、それほど影響がないでしょうし、4回転以外のところでも安定して高い点を取れるトリプルアクセルの技術は、新しいルールにおいても強いと思います。

Q 女子でもロシアのトゥルソワ選手など4回転を跳ぶ選手が出ていますが、将来的に4回転ジャンプは必要になってくると思いますか?

チャンピオンになるためにはシニアでもいずれは必要になるでしょう。それが4年以内なのか10年後なのかはわかりません。しかしジュニアですでに試合で跳べる選手がいるという前提で、どう戦うかが重要だと思っています。もちろんこっちも大砲は欲しいですが、「練習で跳べた」ぐらいのレベルでは4回転ありきで考えるのではなく、まず現状のエレメンツ、プログラムの完成度を上げていくのが第一条件だと思っています。

ないものを加えていくことも重要ですが、長期間シニアでも使える技にするためにはカラダ作りも含めると時間がかかると思っています。普段の取り組みと並行しながら、トリプルアクセルだったり、4回転だったり、新たなチャレンジをしていければという考え方です。プログラムトータルのバランスを崩してまで組み込む必要があるかはコンディションや試合、その選手のポジションにもよると思います。

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