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フィギュア スケート コラム 2018年1月4日

全米フィギュアスケート選手権 男子シングルの見どころ

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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アダム・リッポン選手

アダム・リッポン選手

ネイサン・チェン

「オリンピック代表の話になると、僕のことを外している人もいるが、彼らが間違っていると証明したい」と公言した2016年の全米王者アダム・リッポンは、今大会に向けて、「僕の戴冠式に行くんだというメンタリティーで、サン・ホセに行く」と強気な姿勢を見せている。2年連続グランプリファイナルに進出した彼は、近年通りに安定感のある演技が出来れば、表彰台に登る可能性が高い。表現力豊かな彼のリズム感溢れるショートプログラム、そして一味違う、鳥のような振り付けが特徴的なフリープログラムをぜひ見てみたいし、NHK杯とグランプリファイナルで日本の観客に披露したような、エキシビションでの彼の歌声も楽しみだ。

ジェイソン・ブラウン選手

ジェイソン・ブラウン選手

ジェイソン・ブラウン

2015年の全米王者ジェイソン・ブラウンは、言わずと知れた氷上のアーティストだ。男子フィギュアの4回転時代において、4回転なしでも質の高いエレメンツと優れた表現力で世界のトップ選手に入り、多くのファンを魅了している彼は、今大会でアメリカの観客にショートプログラム「ハミルトン」を披露するのを楽しみにしているようだ。「芸術性もこのスポーツの重要な部分だと人々に忘れられないように頑張りたい。(「ハミルトン」のクリエイターである)リン=マヌエル・ミランダが多くの人を劇場へ足を運ばせたように、僕も多くの観客をスケートの世界に誘いたい」とコメントしたブラウンの演技を、ぜひ見てみたい。

追いかける精鋭たち

上記の3選手は今季のグランプリファイナルの進出を果たしたので、平昌五輪の代表選考に先頭に立っている。その他、忘れてはならないのは、「精神的にタフになって、ノーミスのプログラムを2つ揃えれば、僕もトップの選手と戦える」と言った2013年の全米王者マックス・アーロン、および「僕は五輪代表候補の一人だ」と強気を見せた2017年の全米銀メダリストで世界ジュニア王者のヴィンセント・ジョウだ。二人とも複数の4回転をプログラムに入れる技術力を持っているので、完成度の高いパフォーマンスができれば、高得点を叩き出せるはずだ。彼らの活躍ぶりも期待される。

代替画像

ウェイ・ション

中国広東省出身、早稲田大学アジア太平洋研究科を卒業。 コンサルタントを勤めながら、フリーランスのジャーナリスト・通訳として活動。数々のフィギュアスケート国際大会で記者会見の通訳を担当する経験があり、昨シーズンから国際スケート連盟ホームページの選手フィーチャーインタビュー・記事も執筆。趣味はフィギュアスケートの各種記録、データを覚えること。

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