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今季の関東大学春季交流大会(Aグループ)のここまでの成績は、ともに4戦を戦って1勝3敗。2025-26シーズンの関東大学リーグ戦1部の1位と2位が、春の2勝目を懸けて春季大会最終戦を戦う。
昨季、関東大学リーグ戦1部を制した東海大学
と、2位だった東洋大学が6月14日に東洋大グラウンドで戦う。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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東洋大学 vs. 東海大学 Aグループ ラグビー 関東大学春季交流大会2026 【限定】
配信日時 : 2026年6月14日(日)午後0:55 ~
前週の筑波大戦(6月7日)に0-56で敗れた東洋大は、その試合で出た課題を修正して今回の試合に臨むことになるだろう。
大量失点を喫したその試合では試合開始直後にスクラムからの1次攻撃でトライを与えるなど、ディフェンスに粘りがなかった。
ペナルティからの失点も多かった。反則後のPKで自陣に入られる。ラインアウト後のモールを押し切られたのが4度あった。
ディシプリンの再確認とモールディフェンスの整備は必須となる。
その試合から先発メンバーは5人が変更となった。また、バックスの11番以降にポジションの変更もあった。パフォーマンスの改善が期待される。
NO8ブルースネオル・ロケティ、SH黒岩稜、SO永吉天馬、CTBカヴェインガフォラウ・ラトゥと、1年生4人が先発で出場する。
8番のジャージーを着るロケティは、目黒学院出身で185センチ、112キロ。高校日本代表にも選ばれ、キャプテンも務めた。将来を嘱望される才能の持ち主だ。
春季大会でも前戦を除く3試合に出場。チームを前に出すプレーが期待される。
10番を背負う永吉は、中学、高校とニュージーランドで過ごした。名門のクライストチャーチボーイズ高出身。182センチ、85キロのサイズとともに、現地で身につけたゲームセンスが魅力。その力は、周囲と過ごす時間が長くなればなるほど引き出されるだろう。
今季のキャプテンを務めるCTB浅尾至音は、この春季大会の全4試合で13番を背負い、すべてフルタイムでプレーしている。
2025-26シーズンも秋の関東大学リーグ戦1部の全7試合+全国大学選手権3回戦と、チームの公式戦で1試合以外先発フル出場(CTBとWTBの両方で出場)。心身の両面でチームを牽引する。
昨季全試合に出場して5トライを挙げたWTB中山二千翔の決定力も魅力で、高校時代はSOだったFB池渕紅志郎の視野も広い。
パワフルな選手が揃うフォワードも力強い。この試合は、前戦のような一方的な展開はないだろう。
東海大は春季大会での勝利は関東学院大戦だけも、その試合で11トライ、75点を挙げたように(75-28)、攻撃力の高さは示すことができている。
敗れた早大戦(42-59)、明大戦(27-45)でも、それぞれ6トライ、4トライを挙げた。
チームを束ねているのは、東洋大戦でも4番のジャージーを着る中村太志朗だ。春季大会ではすべてゲームキャプテンを務め、体を張るプレーで仲間たちを鼓舞している。181センチ、101キロと特別大きくはないが、ブレイクダウンでいい仕事をする。
昨秋の関東大学リーグ戦1部の全7試合+全国大学選手権準々決勝と、常に先発メンバーに名を連ねた。
フロントローでは、昨季からレギュラーポジションを掴んでいる川村航平がバインドを固めてスクラムの舵取りをする。
8番の安田尊は昨季までプレータイムが少なかったが、今回の春季大会では3試合に先発と、蓄えてきた力を出している。この春からフォワード、バックスの両方でプレーしているウェスリー・トンガの存在も合わせ、個々の成長により、メンバー構成の幅も広がりそうだ。
SO萩原俊輔、CTB羽根田陸(以上4試合出場、3先発)、WTB説田万次郎(3試合出場、3先発)らプレータイムの多かった3選手以外のバックスは、春季大会で多くの選手がピッチに立った(エースのコンラッド・セブンスターは出場なし)。教育実習や怪我など、様々な理由が背景にはあるが、経験値を高めた選手たちが増えたことはチーム力の上昇に必ずプラスとなるだろう。
木村季由監督はいつも、4年間、そして1シーズンをフルに使ってチーム作りを進める。今季も、土台作りは着実におこなわれている。
秋の関東大学リーグ戦1部で優勝を争うことになるであろう両チームの一戦は、お互いに目的意識を持って臨む80分だ。
文: 田村 一博
田村一博
前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。
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