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終始自陣での戦いを強いられ完封負け
息が詰まる80分だった。
6月7日、東洋大学川越ラグビーグラウンドで、第15回関東大学春季交流大会の第4節・東洋大学vs.筑波大学の試合が行われた。東洋大のペナルティの多発により、試合は終始、筑波大のペースに。東洋大が得意としているラインアウトモールでの得点を許し、0-56で完封負けを喫した。
ラグビー 関東大学春季交流大会2026
今にも雨が降り出しそうな空の下、筑波大ボールで試合が始まるが、キックオフのボールを取りこぼし、敵陣深くでのペナルティを受ける。スクラムから筑波大のCTB(センター)林勇太へと渡り、ディフェンスの間をすり抜けて開始2分で得点を許した。
その後もラインアウトの機会を得たが、ノットストレートにより筑波大ボールで再開。フェーズを重ね、ゴールラインまでじわじわと攻め込まれるも、WTB(ウィング)梅木颯斗(3年)のインターセプトにより大きく前進した。しかし、ノットリリースザボールで得点には至らなかった。
その後も自陣でのプレーを強いられ、東洋大のペナルティの影響もあり、ゴールライン手前でのラインアウトを与えてしまう。そして14分、モールで押し込まれ、最後は相手のHO(フッカー)浜浦幸太郎がグランディング。
再開後は敵陣でNO8(ナンバーエイト)大槻神戸(2年)がパスを奪い、ゲインするかと思われたが、筑波大のアドバンテージが適用され、大きく戻される。再び筑波大のラインアウトモールでトライ、続くコンバージョンも成功させ、21点差をつけられた。
一方、東洋大は大槻のタックルからPR(プロップ)フープススティーブン武蔵(4年)がボールを奪い、外に展開していく。ハイパントを蹴り上げ、敵陣でのプレーに持ち込みたかったが、筑波大のSO(スタンドオフ)水澤雄太のキックが50:22となり、たちまち劣勢に。
なんとかここは乗り切ったが、前進を図ったキックが筑波大のSH(スクラムハーフ)廣瀬研太朗にチャージされ、WTB内田慎之甫に独走トライを決められた。東洋大はほとんどが自陣での戦いとなり、0-28で前半を終えた。
関東大学春季交流大会2026
【ハイライト動画】Aグループ 東洋大学 vs. 筑波大学(6月7日)
なんとか筑波大の背中をつかみたい東洋大は、後半開始直後に絶好のチャンスを得る。相手のノットロールアウェイ、SO藤春大悟(3年)のキックで敵陣深くでのラインアウトを獲得。何度もトライを生み出してきた東洋大のお家芸であるが、ペナルティが重なり、ここでは不発。徐々に位置を下げられていく。
そして8分、筑波大のスクラムで再開すると、左サイドへとパスを回し、内田が大きくゲイン。最後はCTB岡本泰一がポスト横に沈めた。さらに11分、またしても自陣深くでのラインアウトを与えてしまい、モールで押し込まれ被トライ。
東洋大の強みを出せなかった
再開後、スクラムの選択を重ね、相手のコラプシングによってゴールライン直前でのラインアウトを得る。しかし投げ入れたボールは相手に取られ、トライにつなげることはできなかった。
もどかしい東洋大のプレーに追い打ちをかけるように、筑波大は高速展開でペナルティを誘い、得点に結びつける。24分、そしてラストプレーの42分にラインアウトを起点として2トライ挙げ、最終スコアは0-56、無念の完封負けを喫した。
この試合、得点を許したプレーは東洋大のペナルティから始まり、相手ではなく自分たちの規律の面に課題が見られた。
対抗戦に所属する3校との試合を終えて、CTB浅尾至音主将(4年)は、「通用しなかったのは、セットプレーであったり、キッキングゲームで自分たちが負けてしまったところ。そこで食い込まれて、相手の好きなようにされていた。通用している部分は、個人個人のスキルは確実に上がっているので、それをチーム全体で出していけるようにしていきたい」と振り返った。
次戦は最終節、東海大学戦。まだ春の段階とはいえ、並々ならぬ感情を抱く相手である。最終節を勝利で飾るために、もう一度自分たちを見つめ直す。
文/写真:市澤結衣(東洋大学スポーツ新聞編集部)
東洋大学スポーツ新聞編集部
2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。
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