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ラグビー コラム 2026年5月25日

早稲田大学、FW戦で優位に立ちBKが得点を重ねて東洋大学に快勝。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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スペースを駆け抜けるNO8松沼

5月24日、早稲田大学上井草グラウンドで行われた関東大学春季交流大会の3戦目は、留学生を多く要する東洋大学との一戦となった。試合開始早々、先制点を奪った早稲田大学はスクラムなどのセットプレーで優位に立ち、トライを量産する。

前半ラストプレーで東洋大に初めての得点を許すも、盤石な試合運びで29-7と大きくリードし、前半を折り返す。後半、早大は攻撃の手を緩めない。3分に相手のこぼれ球を拾うとパスをつなぎ得点。これで勢いに乗った早大は後半に6本のトライを奪い、67-14で開幕3連勝。東洋大との一戦を白星で終えた。

ラグビー 関東大学春季交流大会2026

早大ボールで幕を開けた東洋大との一戦。SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ3=佐賀工)の足から繰り出された球を積極的に競りに行き、マイボールにする。試合開始1分ほどでファーストスクラムの機会を得た早大は8人全員で圧力をかけ、東洋大を圧倒。アドバンテージを獲得する。

これを契機にゴール手前でのラインアウトとなり、チャンスを演出するがノックフォワードで得点には至らなかった。その後、東洋大ボールのスクラムとなるが、ここでも早大のパワーがさく裂。コラプシングのペナルティを誘う。ゴール手前で再度チャンスを迎えた早大は5分、服部のパスを受けたFB(フルバック)田中大斗(教3=東京・早実)が抜け出し先制点を奪った。

インゴールに飛び込むWTB若林

さらにタッチに出たボールをクイックで投入し、WTB(ウィング)鈴木寛大(スポ4=岡山・倉敷)が抜け出すと、CTB(センター)島田隼成(スポ3=福岡・修猷館)から田中大、服部へと展開したボールは、WTB若林海翔(社2=東海大大阪仰星)へと回り追加点。BK(バックス)の高度な連携とパススキルで会場を沸かせた。

一方、FW(フォワード)陣も見せ場を作る。20分には再度コラプシングの反則を誘うとNO8(ナンバーエイト)松沼寛治(スポ4=東海大大阪仰星)が、タップアンドゴーで東洋大の守備をかいくぐり、トライを挙げた。

続く、27分には敵陣奥深くでラインアウトを獲得し、モールを形成。FWが一体となり、着実に前進すると最後はHO(フッカー)田中健心(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がグラウンディングし、22-0とした。30分には相手の力強いキャリーで東洋大に突破を許すも、強固なディフェンスでここをしのぐ。

しばらく両者の均衡が続いたが、FL(フランカー)牧錬太郎(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がディフェンスに囲まれながらも自らギャップを突くと一気に抜け出し、直前までディフェンスをひきつけてCTB名取凛之輔(スポ2=大阪桐蔭)へラストパス。ゴール中央へ飛び込んだ。

前半ラストプレーで東洋大に初得点を許すも、セットプレーで終始有利に試合を運んだ早大は29-7でリードし前半を終えた。

関東大学春季交流大会2026

【ハイライト動画】Aグループ 早稲田大学 vs. 東洋大学(5月24日)

鮮やかなランニングをみせるSO服部

変わって後半、東洋大が早大陣地に攻め込み展開するもパスが通らない。こぼれたボールを早大が拾い上げると細かくパスを回し、松沼が突破。スペースに放ったところに、走りこんできた服部がそのまま走り切り、後半攻撃ののろしを挙げる。

9分にはトライ間近まで東洋大の侵入を許すも持ちこたえ、スティール。通常なら自陣から脱出を狙うところ、早大が選択したのは自陣からの攻撃。パスを受けた松沼がフットワークを生かし、抜け出すと鈴木がライン際を駆け抜けた。

とどまることを知らない早大はメンバーが交代しながらも攻撃の手を緩めない。23分には早大ボールのラインアウトからモールで押し込み、途中出場のHO丸橋怜央(商4=埼玉・早大本庄)がグラウンディング。55-7と突き放す。

早大の得点力からアタックに目が行くが、今試合は早大の粘り強さも随所に見られた。それが顕著に表れたのが30分の時間帯。東洋大がラインアウトを得て、モールで攻め込む。FW陣の粘りでこれを制すると東洋大がピックアンドゴーでの勝負に出る。

早大は真っ向からこれに対抗し、力と力のぶつかり合いが続く。しかし早大の厚い守備が相手のミスを生み出し、ピンチを守り切る重要な局面となった。その後、お互いに1トライずつ決め、最終スコア67-14と大きく勝ち越して、春季大会3連勝を飾った。

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清水健伸主将(スポ4=東京・国学院久我山)が不在の中、松沼を中心にチームをまとめ、春季大会3連勝を決めた早大。前節の東海大との苦しい試合を乗り越え迎えた東洋大戦は、早大の攻撃の引き出しを存分に発揮し、圧勝という形で白星を刻んだ。

スクラムではFWが東洋大の巨漢相手に常に優位に立ち、早大のポゼッションを長くした。そのチャンスをBKも高度なパススキルとトライの嗅覚で確実に得点を重ねた。この先、早大を待ち構えるのは、昨季関東大学対抗戦と全国大学選手権大会決勝で敗戦を喫した因縁の相手・明治大学だ。

新体制の中、ここまで着実に勝利を重ね、成長してきた早大のすべてをぶつける絶好の機会だ。紫紺のペガサスの瞳に熱く燃ゆるは臙脂の炎。

文:髙木颯人/写真:伊藤文音、飯塚咲(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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