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ラグビー コラム 2026年5月6日

【ハイライト動画あり】東洋大学、大学王者・明治大学に敗れるも確かな手応え。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 東洋大学スポーツ新聞編集部
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ノーサイド後、整列する東洋大学の選手たち

今季初の黒星を喫するも、未来への確かな光を見出した。

5月3日、熊谷ラグビー場で第15回関東大学春季交流大会の第2節・東洋大学vs.明治大学の試合が行われた。事故渋滞による明大の到着の遅れにより、開始が50分遅れたこの試合。最終スコアは17-26。試合を制したのは明大だった。

ラグビー 関東大学春季交流大会2026

「昨年度日本一を取ったチームなので、良い試合をしに行くのではなくて、勝ちに行く気持ちで 」。東洋大のCTB(センター)浅尾至音主将(4年)がこう語っていたように、明大は日本一を目指す上で絶対に超えなければならない壁であり、チームは気迫に満ちていた。

雲の切れ目に青を覗かせる空の下、東洋大のキックオフで試合はスタート。序盤から明大が主導権を握る形で試合は進んでいく。試合が大きく動いたのは6分。

東洋大のノックフォワードにより、相手ボールスクラムで試合が再開。その後、明大は左サイドにフラットなパスを展開し、東洋大はそれに翻弄される形で明大のCTB大沼隼人(4年)に先制トライを奪われる。

その後も明大の勢いは止まらない。蹴り合いになった際にSO(スタンドオフ)永吉天馬(1年)と、WTB(ウィング)梅木颯斗(3年)のタッチキックが2本連続で明大にチャージされ、敵陣でプレーさせてもらえない時間が続いた。

23分、東洋大はCTBラトゥ・カヴェインガ・フォラウ(1年)がスティールに成功し、この日初めて敵陣深くでマイボールラインアウトの好機をつかんだ。CTBラトゥや、LO(ロック)シオネ・テネフフ(3年)による猛烈なゲインで、トライラインに近づいていくが、トライには至らなかった。

そして前半終了間際の40分。自陣深くで相手ボールラインアウトを許すと、そのままモールでトライラインに詰め寄られ、明大のNO8(ナンバーエイト)中川功己(4年)がグランディング。

東洋大が得意とする形を相手に許しての被トライとなった。スコアボードには0-14が刻まれ、明大が優勢のまま試合を折り返す。

後半、スコアボードに最初に数字を刻んだのは東洋大。18分、明大のペナルティに対し、東洋大はPG(ペナルティゴール)を選択。これをFB(フルバック)池渕紅志郎(3年)が正確に沈め、スコアを3-14とした。

24分、明大が幅のあるパスワークで、左サイドのタッチライン際を駆けるCTB大沼にボールが渡り、トライラインへ迫る。それを東洋大のWTB中山二千翔(3年)が捕えるもずるずると押し込まれた。

その後は明大のHO(フッカー)井本章介(2年)にパスをつながれ、NO8ロケティ・ブルースネオル(1年)がタックルに入るもトライを許し、その後のゴールも決めてスコアは3-21に広げられる。

これで3トライ差をつけられるも、ここから東洋大が反撃ののろしをあげた。明大のペナルティにより、敵陣の5mラインでのマインボールラインアウトという絶好のチャンスを得る。

そしてラインアウトからモールを形成。そのままじりじりとラインに迫り、モールが崩れ、ラックに。CTBラトゥにボールがわたり、トライラインを突破。スコアは10-21となり、東洋大は徐々にビハインドを覆し始める。

しかし明大は34分、東洋大陣深くでのラインアウトからのモールでトライラインに迫り、 LO倉掛太雅(3年)がトライを挙げて、10-26と再び差を広げる。

それでも東洋大は直後の36分、FB池渕が蹴り上げたボールを、LOアルメイダ聖(2年)がキャッチ。そこから左サイドに大きくパスを展開していき、タッチライン際を走るWTB神真広(4年)に渡って、圧倒的なスピードで一気に前線を押し上げる。

公式戦初出場で初トライを挙げた吉川慎之助

一度相手ディフェンスに捕まるも、右サイドを大きく使い、SH(スクラムハーフ)黒岩稜(1年)から、FB池渕、WTBの中山、井戸川ラトレル(2年)。そして最後に公式戦初出場を果たしたFL(フランカー)吉川慎之助(1年)へとパスがつながり、冷静に相手ディフェンス2枚を抜いてボールを沈めた。

関東大学春季交流大会2026

【ハイライト動画】Aグループ 明治大学 vs. 東洋大学(5月3日)

最終スコアは17-26と、昨季の大学選手権覇者から勝利を挙げることはできなかった。それでも、後半は17-12。相手はU20、23日本代表で活動した主力選手を多く欠く布陣だったとはいえ、王者と互角以上に渡り合った。

東洋大が奪った2トライはいずれも1年生によるもの。彼らの可能性は計り知れず、未来への確かな光を見出す一戦となった。

試合後、「前半で自分たちが取られてはいけないところで取られてしまった2トライがあった。それがなかったら後半自分たちは勝っていたので、入りの部分が今回の課題」と浅尾主将は一言一言、かみしめるように言葉を紡いだ。

福永昇三監督は「些細な部分、もったいないシーンがたくさんあったので、まさに『凡事徹底』。ちょっとしたスキルの基本をもう一度見直して次の試合の準備をしたいと思います」と課題に目を向けつつも、その視線はすでに次へ向けられていた。

次節は5月24日、第1節で筑波大学に45-12で白星を挙げた早稲田大学と激突する。「勝ちを目指してやっていきたい」と浅尾主将。敗戦の中で得た収穫を糧に、巻き返しを図る。

文/写真:土田夏帆(東洋大学スポーツ新聞編集部)

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東洋大学スポーツ新聞編集部

2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。

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