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ラグビー コラム 2026年4月16日

パンチ力あるダイナボアーズは充電完了。連敗脱出のブレイブルーパスは勢い増す勝利を

ラグビーレポート by 田村一博
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ここから残り4試合、どのチームも一気に戦い抜く。リーグワン2025-26のディビジョン1は、いよいよ大詰めだ。
第14節(4月4、5日)の翌週は、全チーム揃って試合がなかった。英気を養った各チームは4月17日、18日の第15節、レギュラーシーズン最終盤戦を上り調子で戦い切るためにも、全力で勝利を掴みにいくだろう。

4月18日(土)、ギオンスタジアム(相模原)では、三菱重工相模原ダイナボアーズ×東芝ブレイブルーパス東京がおこなわれる。

ホストチームの前者は、14節を終えた時点で勝ち点19の10位。勝ち点16で11位、横浜キヤノンイーグルスが追ってくる足音が聞こえているかもしれない。
ブレイブルーパスは勝ち点30の6位。プレーオフトーナメント進出圏内にぎりぎり残る。こちらも、勝ち点29のトヨタヴェルブリッツ(7位)、三重ホンダヒート(8位)に追われている。

 

ダイナボアーズは2月8日に予定されていた東京サントリーサンゴリアス戦が雪で延期となったため、2月14日から4月4日までの毎週末、8連戦という過酷なスケジュールの中で戦った。
その間の成績は3勝5敗と負け越すも、サンゴリアスには2戦2勝と秘める力の大きさを示した。

ただ、連戦による疲労の蓄積は間違いなくあったようだ。4月4日に長崎で戦った静岡ブルーレヴズ戦は前半を31-19とリードするも、最終的には41-45と敗れた。
強風の影響もあった。ただ、後半は明らかに失速した。

その試合を終えてグレン・ディレーニー ヘッドコーチは、「(雪で延期となる試合の前も含めて)ここまで9週間にわたって準備をしてきました。本当に長いブロックでした。選手たちは信じられないほどハードワークしてくれた。しかし、あと一歩及びませんでした」と残念がったが、ラストプレーで勝ち点1を得るトライを挙げたことについて、「最後のプレーは本当に良かった」と好ファイトを愛でた。

吉田杏主将も、「後半は我慢の時間帯がすごく長く、自分たちの規律も乱れ、相手に多くのチャンスを作ってしまって、スコアを重ねられた」としながらも、「課題を修正し、バイウィークを挟んでまた、いい準備をしたい」と気持ちをつないだ。

疲れを癒して迎える試合には、チームの強みであるフィジカリティーの強さに自信を持つ選手たちが並ぶ。
LOには前節からウォルト・スティーンカンプが戦列復帰。ラインアウトを安定させる。コンビを組むエピネリ・ウルイヴァイティはインパクトを残すプレーが持ち味。バックローではFL吉田主将が攻守に存在感を示す。

SHブラッド・ウェバーとSO三宅駿のコンビは試合を重ねるごとに密になり、巧みに、そして積極的にボールを動かす。
チャーリー・ローレンス、ルカニョ・アムのCTBは強く、うまく、バックスリーを走らせる。FBセミシ・マシレワは加入後初めての出場。高いアタックセンスで貢献しそう。

 

ブレイブルーパスは前節の浦安D-Rocks戦の勝利(40-24)で、連敗を7で止めた。しかし、まだ本来の力を出し切っての完勝とはいかなかった。
ただ、トッド・ブラックアダーHCが「スクラムとラインアウトモールで主導権を握ることができた。自分たちを誇りに思えるパフォーマンスだったと思います」と話したように、負け続けたことによる重い空気から選手たちが解放されたことは、上昇を呼ぶかもしれない。
リーチ マイケル主将も、「久しぶりにチームメートの笑顔を見ることができてホッとしています」と話した。

長く戦列を離れているジョネ・ナイカブラだけではなく、今季途中に怪我を負ったシャノン・フリゼルロブ・トンプソンなど、それぞれFW、BKのキーマンはまだピッチに戻ることはできない。しかし指揮官は、「なかなか勝利がなくても自分たちを見つめ続け、目をそらすことなく、プロセスを信頼してきた」と一貫性を持つ大切さを説く。

FWではバックローの德永祥尭佐々木剛リーチ マイケルが相手のハードランナーを止め続ける。この3人がボールキャリアーを押し戻し、攻めては食い込むなら、ブレイブルーパス本来のスタイルを強く見せられる。
SOリッチー・モウンガを少しでも自由に動かせてあげたい。すべてのコリジョンに全員でこだわり続ける。

FB松永拓朗が、2人目の司令塔としてBK全体をどう動かすかもカギになる。経験を重ねるWTB石岡玲英が思い切りのいい走りを見せれば、チーム全体に勢いが出る。
ベンチでは18番にアサエリ・ラウシーが入った。もともとはFWのバックファイブも、リーグワンで初めてのPR出場となる。今季初出場。持ち味を出し尽くす。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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