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ラグビー コラム 2025年6月21日

明治大学、大東文化大学との最終戦はフレッシュな選手を多数起用。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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左CTBで出場する伊藤龍之介

激戦が続く関東大学春季交流大会も、22日(日)が最終日となった。4勝1敗の明治大学は、大東文化大学とホーム・明大八幡山グラウンドで対戦する。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

前節は帝京大学との全勝対決となったが、0-31でまさかの完封負け。「帝京が1個1個のプレーを徹底していて、それを崩せなかった」(右LO/ロック物部耀大朗・商3=中部大春日丘)と、課題の残る悔しい一戦となった。

特に前節カギになったのはスクラムだ。明大は序盤、帝京大からペナルティを連続で奪うなど、一時は優位に立ったものの、前半途中から状況が一変。相手の選手交代やポジション変更からスクラムを押し込まれ、反則を取られる場面が急増した。

「僕らが組み方の手札が少なくて、帝京さんの方がいろんな組み方もあって、対応されてしまった。その分、僕らが同じこと繰り返して反則を取られて、修正できなかった」(PR/プロップ山口匠・政経3=流経大柏)。

前節の明大のペナルティ数は16だったが、その多くがスクラムの反則。反則を重ねれば重ねるほど、ゲームの流れをつかむことは難しくなる。

「(スクラムで)どれだけ僕たちがリーダーシップをとってコントロールできるかが、夏合宿や(関東大学)対抗戦に向けての課題になる」(山口)。王者・帝京大を打ち破るには、スクラムのクオリティ向上が大きなポイントとなるだろう。

また、ゴール前での決定力も課題として浮かび上がった。明大は前半、帝京大陣内に攻め入るも一度も好機を生かせず。帝京大の強固なディフェンスを破るシーンも多かっただけに、そこでトライを奪うことができていれば、試合の雰囲気も大きく変わっていただろう。

「(トライを)ゴール前で取り切れなくて、向こうはしっかり取り切ったところや、気持ちの余裕に差が出たかなと思う」(左CTB/センター伊藤龍之介・商3=国学院栃木)。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

春シーズンの締めくくりとなる今試合で、課題を払拭できるかに注目だ。

明大は前節からメンバーを大幅に入れ替え。公式戦初スタメン、初紫紺となる選手も多く名を連ねている。

公式戦初スタメンとなる瓜生丈仁

中でも注目は、右FL(フランカー)で出場するルーキー・瓜生丈仁(法1=小倉)だ。春先から果敢なアピールを見せ東海大学戦で初紫紺を果たすと、帝京大戦でも途中出場し、今試合でスタメンの座を勝ち取った。

「得意なプレーはタックル。ハードワークに注目してほしい」。正FL争いに名乗りを上げるフレッシュなプレーに期待がかかる。

また、右CTBで出場する大和哲将(政経2=佐賀工)も公式戦初スタメンとなる。東海大戦では途中出場で、2トライを挙げる活躍を見せるなど、今春アピールを続けている選手の1人だ。セブンズ日本代表の活動で培った機動力と、持ち味のタックルで明大BK(バックス)に勢いをもたらす。

また、リザーブには昨年度大ブレークした檜山蒼介(情コミ3=尾道)が久々の出場。さらに久保太進(法2=長崎北陽台)や、百武聖仁(商1=東海大仰星)ら、4選手が紫紺デビューを迎える。

一方、昨年度の関東大学リーグ戦の覇者・大東大は、春季大会は4戦4敗と苦しいシーズンになっている。最終戦で今大会初勝利を挙げるべく、万全の状態で試合に臨んでくるだろう。

注目選手は、FB(フルバック)のタヴァケ・オト。早稲田大学戦で強靭(きょうじん)なフィジカルとスピードを生かし、2トライを挙げるなど、突破力が魅力の選手だ。この選手を自由にしてしまうと、明大ディフェンスにとっては脅威となるだろう。

「最後の試合になるので、自分たちのラグビーをして勝てるようにがんばりたい」(物部)。弱点を乗り越え進化を続ける明大が、モスグリーン軍団を撃破する。

文/写真:晴山赳生(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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