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ラグビー コラム 2025年6月18日

【ハイライト動画あり】明治大学は完敗。選手コメントで振り返る帝京大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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フィジカルを発揮した最上

関東大学春季交流大会の4戦目は帝京大学と対戦。春季大会全勝中の両校だったが、帝京大が力の差を見せつけ、明治大学はノートライの完敗を喫した。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

明大が最初にチャンスをつかんだのは前半4分。ファーストスクラムでペナルティを獲得しキックで敵陣へ。マイボールラインアウトから、NO8(ナンバーエイト)藤井達哉(政経3=東福岡)がゲインし、SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商3=国学院栃木)がグラウンド左のスペースへキックするがトライにつなげられず。

オフロードパスをつなぐ藤井

その後、8分には帝京大が明大のディフェンスを崩しトライを奪った。「最初に取られて、雰囲気がだんだん落ちてしまった」(左FL/フランカー亀井秋穂・政経3=長崎北陽台)。

10分、ハイパントをキャッチした帝京大に右CTB(センター)東海隼(情コミ4=光泉カトリック)が低いタックルを決め、ターンオーバー。再び伊藤龍がキックで自陣を広げるが、トライにはつながらない。

16分にはHO(フッカー)西野帆平(文4=東福岡)のスローでラインアウトを成功させ、モールを形成するも押し切ることができない。「ゴール前で取り切れなくて、帝京大はしっかり取り切ったところで、気持ちの余裕に差が出たかなと思う」(伊藤龍)。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

23分、ここで最大のチャンスが訪れる。自陣ゴールライン手前から伊藤龍が、敵陣22m付近へ的確なキックを決め一気に前進。その後のラインアウトを手前にずらし、ゴールラインまで約1mほどに迫るが、明大のノックフォワードの反則でまたもトライを取り切ることができない。

「チャンスを生かし切れないのは僕らの一番の課題だし、FW(フォワード)の勝負に負けて、とにかくいいようにボールを回された」(右PR/プロップ山口匠・政経3=流経大柏)。

続けて38分、自陣22mライン付近のスクラムから帝京大は左へ展開すると、ロングパスをつなぎ、空いたスペースへトライを決められ、0-12で試合を折り返した。「アタックマインドに切り替えたときに、しっかりテンポのいいアタックをつくれたのは良かったが、もう少しボールポゼッションを改善したい」(伊藤龍)。

関東大学春季交流大会2025

【ハイライト動画】Aグループ 帝京大学 vs. 明治大学

「(ハーフタイムでは)FWのところでスクラムの駆け引きの部分や、向こうのHOが変わって状況が変わったので、そこの部分を話した」(左LO/ロック物部耀太朗・商3=中部大春日丘)と試合を修正していきたい明大が、後半開始1分で再びチャンスをつかむ。

左に展開しボールキャリーをした左WTB(ウイング)山村和也(商4=報徳学園)から素早いテンポで中央へ。さらにオフロードパスが物部につながり大きくゲインしたが、ここも得点にはつながらない。

反撃に転じたい明大だが、3分、15分に連続トライを許し0-24まで点差を広げられる。「自分たちのやり方にフォーカスして、1週間準備してきたものをぶつけたかったが、相手の勢いに飲まれたのが反省点」(山口)。

23分には敵陣22mラインから帝京大が、明大のディフェンスを抜け独走を許すが、後半から出場したルーキー・後藤快斗(政経1=桐蔭学園)が追いつきピンチを免れた。

「取りたいところで取り切れなくて、チーム全体として元気がなかったので、少しでも盛り上げられるようにと思ったが、今日は反省する部分がすごく多く、自分のためになる試合だった」(後藤)。

その後も明大の攻撃はトライにつながらず、最終スコア0-31で春季大会初黒星となった。

昨年度の全国大学選手権の雪辱を果たしたい明大だったが、完封されるまさかの展開となった。

「精度の部分が重要になってくると思うので、しっかり練習の質を上げて精度高くやっていきたい」(左CTB平翔太主将・商4=東福岡)と、主将は敗戦を受け止める。

ここで出た課題を菅平合宿での練習試合までにどれほど修正できるかが『完遂』への一歩となるだろう。

文:岩本文乃/写真:晴山赳生(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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