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浦安D-Rocks vs. 豊田自動織機シャトルズ愛知
5月30日(金)31日(土)はリーグワンの入替戦 第2戦が行われ、来シーズンのディビジョン1に参戦する12チームが決まる。
31日(土)はディビジョン1で12位の浦安D-Rocksと、ディビジョン2で1位の豊田自動織機シャトルズ愛知が、残留・昇格をかけて千葉・柏の葉公園総合競技場で激突する。
ジャパンラグビー リーグワン2024-25
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D1/D2 入替戦 第2戦 三重ホンダヒート vs. 花園近鉄ライナーズ
5月30日(金)午後6:50 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
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D1/D2 入替戦 第2戦 浦安D-Rocks vs. 豊田自動織機シャトルズ愛知
5月31日(土)午前11:50 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
2シーズン連続ディビジョン2で優勝。昨シーズンは入替戦で花園近鉄ライナーズに連勝し、昇格を果たしたD-Rocks。しかし、ディビジョン1 初挑戦となった今シーズンは、なかなか勝星に恵まれず、3勝15敗の勝ち点14で最下位となり入替戦に回った。
一方、リーグワン初年度はディビジョン3からのスタートとなったシャトルズ。翌シーズンからディビジョン2で戦い、3位、2位と順位を上げ、昨シーズンの入替戦では三重ホンダヒートに敵地で勝利するも、勝ち点差でディビジョン1昇格は叶わなかった。今シーズンは序盤から強さを見せ、11勝3敗の勝ち点52でディビジョン2優勝を果たし、入替戦に臨んだ。
シャトルズのホストグラウンド、愛知・ウェーブスタジアム刈谷で、5月24日(土)に行われた第1戦。D-Rocksが試合開始から15分で4トライを重ねて、28-0と大量リードした。だが、そこからシャトルズも3トライを返し、28-19で前半を折り返した。
後半に入ると、D-Rocksがイエローカードで1人少なくなった時間帯に、29-28とシャトルズが逆転。その後、お互いにトライを取り合い、残り5分となったところでD-Rocksが42-36とリードを再び奪い返す。
試合終了間際にシャトルズは敵陣5mでマイボールラインアウトからアタックし、相手のペナルティを誘う。SO(スタンドオフ)フレディ・バーンズのキックパスから、FB(フルバック)齊藤大朗が右隅にトライ。コンバージョンも決まり、シャトルズが43-42と劇的な逆転勝利を収めて初戦を制した。
痛い逆転負けを喫したD-Rocksのグレイグ・レイドローHC(ヘッドコーチ)は、「この結果は、自分たちのパフォーマンスの悪さに付随するものだと思う。スキルエラーや規律の部分で、どうすればいいのか忘れてしまったような振る舞いだった」と厳しい表情を見せた。
浦安D-Rocks
その第1戦から、FW(フォワード)4名、BK(バックス)1名と5名の先発を入れ替えた。PR(プロップ)では3番に入っていたセコナイア・ポレが1番に移動し、3番には金廉が入り、キャプテンを務めるHO(フッカー)藤村琉士と第1列を構成する。
LO(ロック)は佐々木柚樹(大東文化大学出身)が6番に移動し、この試合で引退する元日本代表のジェームス・ムーアが入り、ローレンス・エラスマスとコンビを組む。
FL(フランカー)はトム・パーソンズに替わって6番に入る佐々木と、7番にはブロディ・マカスケルに替わって武内慎が入った。NO8(ナンバーエイト)は元イングランド代表で、リコーブラックラムズ東京からレンタル移籍しているネイサン・ヒューズが引き続き先発する。
BKは、SH(スクラムハーフ)飯沼蓮と、SOオテレ・ブラックのハーフ団、シャトルズのケレビ ジョシュアの弟でオーストラリア代表CTB(センター)サム・ケレビ、元日本代表CTBシェーン・ゲイツが引き続き先発する。
両翼はWTB(ウィング)石井魁が11番に移動し、14番にはタナ・トゥハカライナが入り、リサラ シオシファはベンチに下がった。最後尾のFBは引き続き、元日本代表の安田卓平が務める。
一方、ホストスタジアムで初戦に勝利したシャトルズの徳野洋一HCは、「入替戦は内容よりも結果が重要。そういう意味では1点上回って、勝ち点4を取れたこと、その努力に選手のこれまでのプロセスがすべて詰まっていたと思う」と選手たちを称えた。その第1戦からBK1名のみ先発を入れ替えた。
豊田自動織機シャトルズ愛知
FWの先発に変更はない。今季13試合に先発したPR山口知貴、11試合に先発の高橋信之、全試合出場しているHO大山卓真が引き続きフロントローを構成する。
LOは中村大志と、イングランド代表キャップを持ち全試合で先発しているキャプテンのジェームズ・ガスケルのコンビも変わらない。バックローの顔ぶれも先週に引き続き、リーグ戦全試合先発のFLタマ・カペネと、FL鄭兆毅、元サモア代表のNO8タレニ・セウが務める。
BKはSH湯本睦がベンチに下がり、藤原恵太がリーグ戦第2節以来の先発に上がり、ディビジョン2の得点王&トライ王に輝いた元イングランド代表SOフレディー・バーンズとハーフ団を組む。
CTBはジェームズ・モレンツェと土居大吾、WTBは中野豪、チャンス・ペニ、FBは齊藤大朗と、第1戦でトライを挙げたバックスリーも変わらない。
リサーブにはSH湯本の他に、HOジョネ・ケレビ、PR津志田卓哉、平林龍磨、LOナイバルワガ セタ、NO8イシレリ・マヌ、FL松岡大和とFWを6人入れ、7人制日本代表としてパリ五輪でプレーしたWTB/FBケレビ ジョシュアが復帰した。
ジャパンラグビー リーグワン24-25
第1戦で43-42と1点差で勝利したシャトルズは、勝ち点4、D-Rocksも7点差以内の敗戦で勝ち点1を獲得しており、シャトルズは第2戦で勝利、もしくは引き分け以上なら昇格が決まる。一方、D-Rockは2点差以上つけて勝利すれば残留が決まる。
もし、2試合合計の勝点が並んだ場合は、勝利数、得失点差、トライ数、トライ後のゴール数の順で決定し、いずれも並んだ場合はディビジョン1のD-Rocksが残留する。
ディビジョン2時代は、一度もシャトルズに負けたことがなかったD-Rocksが、ホストで迎える第2戦でディビジョン1を戦ってきた力を見せ、逆転で残留を決めるか。
一方、昇格すればリーグワン初のディビジョン3からディビジョン1昇格となるシャトルズが、チーム一丸となってビジターで連勝し、悲願を達成するか。試合は5月31日(土)午後0:00にキックオフされる。
文:野辺優子
野辺 優子
ライター・翻訳者。 大学を卒業後、パリの大学院で映画を研究し、留学中は現地でフランス、イタリアのサッカーやラグビー等のスポーツメディアの通訳や翻訳を経験。現在は大学で教えながら、ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」の記者も務めつつ、ラグビーワールドカップも3大会取材し、海外チームや選手のデータリサーチや翻訳業務も行っている。高校時代、友人の高校のラグビー部を応援し始めて、大学時代はラグビー部のマネージャーを務めた。イングランド・プレミアシップのサラセンズのファン。
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