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早稲田大学 vs. 東海大学
大きな注目ポイントはフォワード戦だろう。
昨季リーグ戦の7連覇を逃した“手負いの獅子”が、東海大だ。
藤田貴大主将(現東芝ブレイブルーパス東京)を擁した2015年度から2年連続で準優勝。関東大学リーグ戦を牽引する存在だった。
そんな東海大は今大会で白星スタートを切った。
昨季リーグ戦は同点決着(33-33)だった大東大に9トライ55得点で勝利。40失点は課題となったが、収穫の一つはフォワードのセットプレーだっただろう。
大東大戦は前半18分に敵陣ゴール前の相手投入スクラムでペナルティ誘発。ターンオーバーを起こし、東海大福岡高出身のNO8ガストン・フォヌアのチーム2本目に繋げた。東海大はHO川村航平がハットトリックを決めるなどモールも効果的だった。
“強い東海大”を支えてきたのは、安定感抜群の強力セットプレーだったろう。そこへスキルフルなバックスの高速アタックが加わると、手を付けられなくなり、気づけば相手がトライを取られている――。
捲土重来へ向けて、まずは大会初戦でセットプレーで力を見せた東海大にとって、昨季準優勝の早稲田大との一戦は大きな経験になるはずだ。
一方の早稲田大は開幕2連勝。
開幕戦で大東大に57-26で勝利し、CTB野中主将らU23代表組も参戦した先週の東洋大戦は52-19で快勝。
先週は高水準のセットプレーと攻守で8トライ52得点を奪ったが、モメンタムを止められずトライエリアを明け渡すソフトな瞬間もあった。ディフェンス面は引き続き修正したい点だろう。
昨季の早稲田大はトップチーム以外(B・C・Dチーム)も春から勝利にこだわり勝ち癖をつけたが、今季も15人制では全カテゴリーで8戦8勝の無敗。
昨季帝京大Bとの練習試合にも勝っている「早稲田B」も3戦3勝で、中大Bに59-0、大東大Bに91-7、東洋大Bに41-7。被トライはわずか2。快勝を続けトップチームを突き上げている。
チームの幹を太くしたい5月時点、東海大はまずフォワードで真っ向勝負を挑みたい。スクラム、ラインアウト、そしてモールが早稲田相手に通用するのか。
そしてコリジョン(衝突)の勝負。ディフェンスではタックル局面、ブレイクダウンを中心にしっかり身体を当てて早稲田のリズムを崩したいところだ。大田尾竜彦監督が5季目となる早稲田大のアタックは精度が高く、テンポアップを許せば後手に回ってしまうだろう。
会場は東京・上井草の早稲田大グラウンド。注目のキックオフは13時だ。
文: 多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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