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ラグビー コラム 2025年4月24日

ラグビー愛好日記・最終回

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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ラグビーマガジン6月号は、リーグワンの上位3チーム(424日現在)のリーダーたちが表紙。インタビューやチーム分析がある。4位の静岡ブルーレヴズほか、どんなチームが優勝争いにどう絡んでくるかも楽しみだ。

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僕は連載13回目となる「私のコーチ哲学」で、早稲田佐賀高校ラグビー部の山下昂大監督にインタビューした。2021年春に創部され、今春には全国選抜大会に出場し、長きにわたって佐賀県で絶対的な王者である佐賀工業高校にセブンズでは勝利した。この強化のスピードは驚異的だ。何から手を付け、どんなことを大切に指導しているのか。山下監督が制定したチーム理念は【姿勢と行動で目の前の人に勇気と喜びを与える】。

「結果より過程にフォーカスしています。指導者として彼らの成長を考えると、勝ちより大切なことがあると思います」。クラブの性格は創部時に決まると言われることがある。遠い将来にこのチームにどうなってほしいのか。そのイメージが大事なのだろう。山下監督と選手たちの挑戦が楽しみだ。ぜひ、ご一読を。

さて、皆様にご報告です。

 ラグビー愛好日記は、20053月、40歳になったのを機に書き始めました。何か新しいことに挑戦してみたい気持ちもあったし、当時はネット上にラグビー情報が少なく、ラグビーに関わることを発信することが普及につながると考えたからです。一年目は365日書き続けました。読んでくださる人が増え、使命感みたいなものを感じながらその後も書き続けました。2006年からは三鷹のカフェ文鳥舎で「ラグビー愛好日記トークライブ」を2カ月に一度開催し、毎度盛況でした。この内容は3冊の本になっています(ベースボール・マガジン社刊)。

2007年、2011年のラグビーワールドカップは、日本代表が勝てなくて、ブログのコメント欄も批判的なものがあふれました。精神的に一番苦しかった頃です。2015年大会の快挙で状況は一変しました。ここ数年は、ネット上に多すぎるくらいのラグビー情報が流れています。一方で、ラグビー愛好日記は更新が減りました。JSPORTSのコラムを頻繁に書くようになったこともあるし、FacebookInstagramに気楽に日々を綴るようになったこともあります。20年を区切りに今回で最後の更新とすることにしました。アーカイブはJSPORTSのサイト内で読めるように移設をお願いしています。

ラグビーの仕事を辞めるわけではありません。JSPORTSの解説もありますし、コラムも書きます。「ラグビー愛好日記」は一区切りですが、ラグビー愛好家として、これからもこのスポーツの魅力や価値を語り続けていきたいと思っています。長い間、読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

ラグビーに愛を、プレーヤーに尊敬を。 村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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