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ラグビー コラム 2020年2月16日

トップリーグ第5節の結果

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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216日は、東京都江東区の夢の島競技場にて、クボタスピアーズ対日野レッドドルフィンズの試合を取材した。この競技場は、新木場駅から歩いて10分もかからないので便利だ。ドラマのノーサイド・ゲームでも撮影に使われたらしい。

雨のコンディションでキックの応酬が多くなる中で、先制したのはクボタだった。前半9分、SH井上大輔のハイパントの争奪戦でFLピーター・ラブスカフニがターンオーバー。CTB立川理道の突進でチャンスを作り、最後は、SOバーナード・フォーリーのパスにCTBライアン・クロッティが走り込んでトライ。16分には、WTBタウモモハパイホネティがトライ。140とする。しかし、日野は優位に立ったスクラムから流れを作り、25分、HO郷雄貴が豪快にインゴールに飛び込み、34分にはスクラムを押し込んでペナルティトライを勝ち取った。前半を終えて1412

後半は互いにミスもあったなかなかスコアが動かなかったが、クボタがボールを押し込んでのトライなどで徐々に差を広げ、25分には、交代出場のドウェイン・フェルミューレンがトライして3312とリード。後半36分、立川のグラバーキックをフォーリーが押さえてトライ、終了間際には、日野のミスボールを拾ったタウモモハパイホネティが約60mの独走トライでダメを押した。

マンオブザマッチは、7トライのゴールをすべて決め、自らもトライをあげたバーナード。フォーリーが受賞した。

クボタの立川理道キャプテンは冷静に試合を振り返った。「後半は相手よりもハードワークして勝っていくことはプランでした。(前半押された)スクラムについては、8人がしっかり修正してくれた。前半はキックを使いながらペースをつかんで行こうとしましたが、後半はスペースを見つけて攻めることもできた。ピッチ上で修正できたのはチームの成長です」

日野の村田毅キャプテンは次のようにコメントした。「クボタの10(バーナード・フォーリー)、12(立川理道)、13(ライアン・クロッティ)のゲームコントロールで自陣に釘付けにされた。相手の強い選手に対して姿勢の高いコンタクトをして抱え込まれてしまうところもあった。チーム力はレベルアップしていると思うので、結果が出ないことで信じることができなくならないようにキャプテンとしてしっかりリードしたい」

クボタは次節、トヨタ自動車ヴェルブリッツと、日野はサントリーサンゴリアスとの対戦となる。

◆トップリーグ第5節 試合結果

215() 

◇江東区夢の島競技場

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 7411 宗像サニックスブルース

◇熊谷スポーツ文化公園ラグビー場

キヤノンイーグルス 2439 Honda HEAT

パナソニック ワイルドナイツ 4627 東芝ブレイブルーパス

◇ヤンマースタジアム長居

NTTドコモレッドハリケーンズ 782 ヤマハ発動機ジュビロ

サントリーサンゴリアス 6014 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

◇神戸総合運動公園ユニバー記念競技場

神戸製鋼コベルコスティーラーズ 436 リコーブラックラムズ

▼2月16日(日)

◇江東区夢の島競技場

クボタスピアーズ 4912 日野レッドドルフィンズ

◇相模原ギオンスタジアム

三菱重工相模原ダイナボアーズ 2114 NECグリーンロケッツ

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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