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5月5日、宗像市のグローバルアリーナは朝から快晴。途中、曇り空になった時間帯もあったが、雨は落ちてこなかった。気温は26度という予報だったが、体感では30度に近づこうかという暑さだった。
注目の3位決定戦は、東福岡の攻撃力は爆発して、54-10という快勝だった。短期間にたくさんの試合をこなすので、30名の選手登録枠でやりくりしながら戦っているチームが多い。この日は、桐蔭学園が出場機会の少ない選手を先発させたこともあって組織的に上手くいかないことも多かったし、簡単にタックルを外される場面もあった。一方、東福岡はNO8福井翔大キャプテン、SO丸山凜太朗ほか、負傷者を除けば主力が揃い、ストレートランから次々にパスをつないでトライを量産した。冬の花園での対決はどうなるか。両チームがベストメンバーで対戦するのが、楽しみだ。

決勝戦は、ニュージーランドのマウントアルバートグラマースクール(MAGS)とフランスのリセ ボルデバッス(LBB)が対戦し、大方の予想に反して、LBBが健闘し、9-3というノートライの勝負を制した。MAGSは、BKの軸であるFBパトリック・パティが開始早々に負傷退場するアクシデントがあり、前半終了間際に交代出場したインパクトプレーヤーのFLジョン・ラトゥが後半1分にノーバインドのタックル(腕を使わないタックル)でシンビン(一時退場)となるなど、流れを変えるべきところで変えられなかった。後半は何度もゴールラインに迫ったが、LBBの堅守にトライが獲りきれなかった。フィジカル面で圧倒しようとするMAGSの攻めを、LBBが激しいタックルで止め、ターンオーバーを勝ち取るなど、フィジカルバトルは見応えがあった。最後は、MAGSの猛攻に耐え続け、故意のノックオンなどで2人がシンビンになり、13人で守っていたのだが、しのぎきった。
「タフな試合でしたが、最後まであきらめずに戦いました。フランスの代表としてニュージーランドのチームに勝てて嬉しいです」と、NO8アレキサンドル・ルージェキャプテン。昨年のフランス高校王者チームが、その実力を見せつけた。何度か乱闘になる荒いゲームだったが、LBBは気持ちの高ぶりを力強いタックルに転換し、MAGSは熱くなりすぎて個人プレーに走ってしまったようにも見えた。まるで両国の代表戦を見ているよう。ニュージーランドとフランスの戦いは面白い。準優勝ではあったが、MAGSが観客席に向かってハカを始めると、それまで歓喜に沸いていたLBBが静かになり、整列してハカを見て拍手を送っていたのは、心温まるシーンだった。
この大会の様子は、JSPORTSにて、ハイライトで放送される。5月20日(土)午後7時30分よ、JSPORTS 1。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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