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木曜日のパリは快晴。交通機関がストライキに入っているのだが、レストランやデパートは開店しているし、いつも通りの活気がある。どうやら金曜日の午後までストライキは続くみたいだが、次第に解除されていくようだ。電車やバスがほとんど動いていないので、W杯観戦でパリを訪れた人で困っている人もいるはずだけど、試合までには大丈夫そう。決勝の行われるスタッド・ド・フランスには、RER、メトロなどいろんな行き方があるのだけど、パリに詳しい方に聞いたところでは、RERが一番安全で確実だとのこと(※追記です。これを書いた後にまた事情に詳しい方に教えてもらったのですが、ストは金曜日も先行きがあやしく、RERも運行の見通しがたちません。地下鉄は少し動いています。というわけで、金曜日は随時状況が変わりますので、ホテルの人などに確認の上、その時点でベストの交通機関を利用するということで、お願いします)。
金曜日は3位決定戦が午後9時キックオフで行われるのだが、土曜日の決勝戦のメンバーもすでに発表になっている。両チームとも、ここまで勝ち上がってきたレギュラーメンバーが並ぶ。ただ、イングランドのWTBルーシーが大腿部を痛めて欠場。代役は、マーク・クエトー。イングランドのFLコリーが、「正直、決勝進出は考えていなかった」と話しているように、無欲で戦っているうちにここまで来たというのが本音だろう。しかし、ここまで来ると、5月26日、6月2日、南アフリカに連敗したことは、あまり参考にならない。互角の勝負になりそう。イングランドはスクラム、南アはラインアウトでプレッシャーをかけたい。
南アのSOブッチ・ジェームズは、相手SOウィルキンソンのことを問われ、「彼は世界最高のSO。ベストの選手と戦えるのはいいこと」とコメント。どうしても記者の質問がウィルキンソンのことが多くなるのだが、「我々のプレーに集中しなければいけない」(SHデュプレア)、「特定の選手にターゲットを絞るのは愚かなこと」(FLスミス)など、こういったコメントが多い。WTBハバナは、あと1トライで今大会通算9トライとなり、NZのジョナ・ロムーの持つ一大会最多トライ記録を破る。
先発メンバーを見渡すと、W杯決勝戦でのプレー経験者数は、南アが、PRのOS・デュラントのみに対して、イングランドは、ベン・ケイ、ジェイソン・ロビンソン、ジョニー・ウィルキンソン、ルイス・ムーディー、マイク・キャット、フィル・ヴィッカリーと6名。リザーブのローレンス・ダラーリオもピッチに立てば7名ということになる。
South Africa team:1 Os du Randt、2 John Smit (c)、3 CJ van der Linde、4 Bakkies Botha、5 Victor Matfield、6 Schalk Burger、7 Juan Smith、8 Danie Rossouw、9 Fourie du Preez、10 Butch James、11 Bryan Habana、12 Francois Steyn、13 Jaque Fourie、14 JP Pietersen、15 Percy Montgomery/16 Bismarck du Plessis、17 Jannie du Plessis、18 Johannes Muller、19 Wickus van Heerden、20 Ruan Pienaar、21 Andre Pretorius、22 Wynand Olivier
England team:1 Andrew Sheridan、2 Mark Regan、3 Phil Vickery (c)、4 Simon Shaw、5 Ben Kay、6 Martin Corry、7 Lewis Moody、8 Nick Easter、9 Andy Gomarsall、10 Jonny Wilkinson、11 Mark Cueto、12 Mike Catt、13 Mathew Tait、14 Paul Sackey、15 Jason Robinson/16 George Chuter、17 Matt Stevens、18 Lawrence Dallaglio、19 Joe Worsley、20 Peter Richards、21 Toby Flood、22 Dan Hipkiss
追記◎パリ滞在もあと僅か。きょうは、昼間に少し時間があって中心部を歩いたのだが、早く日本に帰りたくもあり、ここを離れるのが寂しくもあり、複雑な気分だった。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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