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木曜日の夕方、早稲田の上井草グラウンドに行ってきた。今村雄太(4年)、矢富勇毅(4年)、五郎丸歩(3年)という3選手の取材のためである。昨日の山田選手同様、1月18日発売ナンバー誌に掲載されるもの。短い原稿になるのだけど将来期待の選手達に話を聞くのは楽しいものだ。大学選手権が終わってから発売される本なので3日後に迫った2回戦のことではなく、個々のラグビーへの想いやプレースタイルについて聞いた。
少し練習を見せてもらったのだが、怪我が心配されていた、S0曽我部選手と、WTB首藤選手も元気に走り回っていた。出てくるかな?

インタビューは、最初に今村選手(写真右。左は矢富選手)に聞いた。神戸製鋼を進路先に選んだ理由や、あの馬力ある走りについて聞いた。足腰が強くなるような少年時代を送ったのかどうかに興味があったのだけど、そういうのは思いつかないらしい。四日市農芸高校ラグビー部時代に部の伝統となっている坂道ダッシュを繰り返したことが良かったみたいだ。足もどんどん速くなって、高校2年生で50mを5秒9で走れるようになったとか。足が速い上に強靱な足腰を持っているという選手はそうは現れない。トップリーガーになっても、さらに成長してくれるはずである。

続いて矢富選手にインタビュー。進路先はまだ決めていないようで、今は大学選手権に集中したいようだ。海外でのプレー意欲もあり、しっかりした考えを持っている選手だと感じた。パスが長く、自分で相手をかわすこともできるし、攻撃の選択肢は多い。日本を代表するSHに成長していってくれるだろう。続いて五郎丸選手(写真左。右は2連続登場の矢富選手)。課題はディフェンスと自ら心得ていて、改善に取り組んでいる。プレースキックは好きで、プレッシャーはあまり感じないタイプだとか。いまの早稲田には、緊張感を楽しめるタイプの選手が多いようだ。
今回の取材でひとつ驚いたことは、五郎丸選手より、今村選手のほうが足(靴)のサイズが大きかったこと! 実際に、足をまじまじと見せてもらったけど、横幅の広い足をしていた。これが、あの馬力ある走りを生むのか、と妙に納得。
練習後、中竹監督とも少し話せたのだが、慶應については「非常にいいチーム」と語り、「バックスリーの安定感は学生の中でトップクラスでしょう」と、手強いと感じているようだった。ただ、今村選手も言っていたが、あまり過剰に慶應を意識しすぎると自分たちのラグビーができなくなるので、平常心で頑張りたいというのが、多くの選手の本音のようだ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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