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ラグビー コラム 2025年2月28日

東京サンゴリアスvs.横浜キヤノンイーグルス、勝ち点で並ぶ昨季のトップ4がプレーオフ圏内を巡り激突

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東京サントリーサンゴリアスvs.横浜キヤノンイーグルス

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」、ディビジョン1のリーグ戦も後半に入り、3月1日(土)2日(日)は第10節で交流戦が行われる。

3月2日(日)は、7位につけるホストの東京サントリーサンゴリアスが、同じ勝ち点21で並ぶ6位の横浜キヤノンイーグルスを迎える。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

昨季3位のサンゴリアスは、開幕から2連敗した後、2試合連続で引き分けたが、第5節に三重ホンダヒートを27−19で下し、今季初勝利を挙げ、その後は3連勝を飾った。

第8節は、昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京に、33-43と敗れたが、先週の浦安D-Rocks戦では後半追い上げられながらも、40-35と振り切って、4勝3敗2分の勝ち点21で7位につけている。

一方、同じく開幕2連敗した昨季4位のイーグルスは、第3節のD-Rocks戦で40-12と勝利してから4連勝したものの、第7節でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに22-30と敗戦、第8節は首位の埼玉パナソニックワイルドナイツに36-51、前節のヒート戦では17-20と逆転負けを喫し、3連敗。4勝5敗の勝ち点21で6位となっている。

前節の試合後「本当にタフな80分間で、特に前半と後半のスタート部分で、相手にモメンタムを与えてしまった。次の試合に向けて、どれだけ自分たちのアグレッシブ・アタッキング・ラグビーの時間帯を増やすかが大事」と話すサンゴリアスの小野晃征HC(ヘッドコーチ)は、FW(フォワード)3名の先発を変更した。

東京サントリーサンゴリアス

FW(フォワード)第1列はPR(プロップ)小林賢太、HO(フッカー)呉季依典の2人は先発するが、垣永真之介がメンバー外となり、中野幹が3番に入った。LO(ロック)はハリー・ホッキングスが外れて、トレヴァ・ホゼアが入り、サム・ジェフリーズとコンビを組む。

バックローは日本代表FL(フランカー)下川甲嗣、元ニュージーランド代表サム・ケインの2人は引き続き先発し、NO8(ナンバーエイト)は箸本龍雅がベンチに下がり、元オーストラリア代表のショーン・マクマーンが復帰した。

BK(バックス)は変更なく、元日本代表でゲームキャプテンを務めるSH(スクラムハーフ)流大と、昨季新人賞のSO(スタンドオフ)高本幹也のハーフ団も変わらない。CTB(センター)中野将伍尾崎泰雅、WTB(ウイング)は仁熊秀斗と尾崎晟也、FB(フルバック)河瀬諒介が引き続き先発する。

「ワクワクしている」と意気込むFB松島

リサーブには日本代表経験豊富な松島幸太朗が、今季初出場をうかがう。他にはHO宮崎達也、PR森川由起乙細木康太郎、FL山本凱、先週デビューを飾ったSHマックス・ヒューズ、ベテランのCTB中村亮土も5試合ぶりに復帰した。

小野HCが「相手の強みを消しながら自分たちの強みを出せるように1週間準備した」と語気を強めたように、相手陣でのプレー時間をふやしつつ、持ち前のアタック力で上回りたい。

前節の試合後会見で、「チャンスで仕留め切れなかった」と悔やんでいたイーグルスの沢木敬介監督は、前節からFW1名、BK4名と、大幅に入れ替えた。

横浜キヤノンイーグルス

FWはフロントローがPR岡部崇人、杉本達郎、そしてかつてはサンゴリアスでもプレーし、この試合で100キャップとなるHO中村駿太が引き続き先発。LOはコルマック・ダリーに代わってリアキマタギ・モリが先発に上がり、ワラビーズキャップを持つマシュー・フィリップとコンビを組む。

バックローは変わらず、今季加入したFLビリー・ハーモン古川聖人と元日本代表NO8アマナキ・レレイマフィの3人が務める。

BKは、南アフリカ代表SHファフ・デクラークが先発に復帰し、ベテランの元日本代表SO田村優とのハーフ団を組む。

CTBはキャプテン梶村祐介と、第8節以来の復帰となる現役スプリングボクスのジェシー・クリエルのコンビとなり、WTBは松井千士が2試合ぶりに先発。7人制パリ五輪代表の石田吉平と両翼を担う。FBはブレンダン・オーウェンが控えに周り、小倉順平が3試合ぶりに先発に復帰した。

ベンチには他にHO庭井祐輔、PRシオエリ・ヴァカラヒ、祝原涼介、LOトム・ジェフリーズ、FL嶋田直人、SH山菅一史、WTBヴィリアメ・タカヤワが名を連ねる。

「下を向いていても仕方がないので、次の試合ではしっかりと改善することができるように、1週間準備したい」と沢木監督が話したとおり、ゴール前のアタックの実行力を上げて、武器であるモール、展開力でトライを挙げて相手にプレッシャーをかけていきたい。

ともにアタック力に長けた両チーム、昨季のリーグ戦では秩父宮ラグビー場で対戦し、ホストのサンゴリアスが前半35-10と大量リードで折り返すも、後半に入ってイーグルスが盛り返す。

ラストプレーでSO(スタンドオフ)田村優が、PG(ペナルティゴール)を決めてイーグルスが、37-35と逆転勝利を収めた。そしてプレーオフの3位決定戦で再戦。今度はサンゴリアスが40-33とリベンジを果たしている。

リーグワンになってからはプレーオフも含めて、サンゴリアスの4勝2敗という対戦成績。6位以内のプレーオフ進出圏内をキープするためには互いに負けられない一戦である。

3月8・9日、ディビジョン1は『Bye Week』(休みの週)のため、試合は実施されない。休み前にきっちり勝利し、プレーオフ進出に一歩近づくのはどちらのチームか。

サンゴリアスvs.イールグスの対戦は3月2日(日)午後2:30に東京都・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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