人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2025年2月20日

好調の3・4位対決、『えどりく』不敗神話のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、静岡ブルーレヴズを迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs.静岡ブルーレヴズ

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」のディビジョン1は、2月22日(土)23日(日)、リーグ戦の折り返しに差し掛かる第9節が行われる。 

2月に入って異なるカンファレンスのチームが戦う交流戦が行われており、22日、3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイがホストスタジアムの東京・スピアーズえどりくフィールドに、4位の静岡ブルーレヴズを迎える。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

昨シーズン6位のスピアーズは、2025年に入って引き分けを挟んで5連勝中。前節のコベルコ神戸スティーラーズ戦でも、前半3-20と大差をつけられながら、後半に3トライを返して25-20と逆転勝利し、『えどりく』での連勝記録を20と伸ばし、勝ち点28で3位につけている。

一方、開幕3連勝でスタートした昨季8位のブルーレヴズ。第5節に昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京に34-28で勝利した後、東京サントリーサンゴリアスに14-33と黒星を喫したが、リコーブラックラムズ東京に32-24、トヨタヴェルブリッツに33-23と連勝し、6勝2敗の勝ち点26で4位につけている。

まずはホストのスピアーズのメンバーを見ていこう。スティーラーズ戦後、「前半はミスが多く、ペナルティでプレッシャーを受けたが、後半に巻き返して勝てたのは大きい」と話したフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)。前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)2名の計5名の先発を入れ替えた。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

FW第1列は1番のPR(プロップ)紙森陽太は引き続き先発するが、HO(フッカー)は南アフリカ代表のマルコム・マークス、3番に日本代表のオペティ・ヘルと、「ボム・スコッド」としてプレーしていた2人が先発。HO江良颯(帝京大学出身)はベンチに下がり、PR為房慶次朗(明治大学出身)はメンバー外となった。

LO(ロック)はデーヴィッド・ヴァンジーランドとコンビを組むのは、ルアン・ボタに替わってデーヴィッド・ブルブリングが先発。バックローは変わらず、FL(フランカー)は日本代表としてワールドカップ2大会出場のピーター・ラピース・ラブスカフニと、末永健雄、NO8(ナンバーエイト)はキャプテンで日本代表のファウルア・マキシが入った。

BKを見ると、日本代表SH(スクラムハーフ)の藤原忍ブリン・ホールに替わって先発に復帰、元豪州代表SO(スタンドオフ)バーナード・フォーリーとハーフ団を組む。

CTB(センター)は、前節POM(プレイヤーオブザマッチ)に輝いた日本代表の立川理道が引き続き12番に入り、ハラトア・ヴァイレアが14番にシフトしリカス・プレトリアスが13番に復帰。

WTB(ウイング)は前節14番だったゲラード・ファンデンヒーファーが11番に入り、FB(フルバック)はオールブラックス1キャップを持つショーン・スティーブンソンが引き続き務める。

リサーブにはFW6人を入れ、HO江良、SHホールの他、PR海士広大、PRイジー・ソード(拓殖大学出身)、LO青木祐樹、FLトゥパ フィナウ、CTB廣瀬雄也(明治大学出身)、そして出場すればリーグワンデビューとなるFL梁本旺義が名を連ねた。

過去2戦、後半逆転勝ちしているスピアーズ。強力なFWを武器に、セットプレーで圧力をかけ、前半からリードする展開に持っていきたい。

続いてブルーレヴズ。前節後は「前半はプレッシャーの中、選手がしっかりと我慢し、取らないといけないところで得点できた。選手は一段上がったと感じた」と、選手たちを称えた藤井雄一郎監督は、FW、BKそれぞれ1名の先発を変更した。

静岡ブルーレヴズ

FWはフロントローが1番PR山下憲太、HO日野剛志が引き続き先発するが、3番は、伊藤平一郎に替わって郭ぶん慶(ぶんは王偏に文)が先発する。

他には変更なく、LOジャック・ライト、マリー・ダグラス、FLはヴェティ・トゥポウ(摂南大学出身)と、南アフリカ代表でキャプテンのクワッガ・スミスの2人、NO8はマルジーン・イラウアが先発を務める。

BKも開幕から全試合出場中の新人SH北村瞬太郎(立命館大学出身)と、SOサム・グリーンのハーフ団が前節に引き続いて先発。

CTBヴィリアミ・タヒトゥア、シルビアン・マフーザ、現在10トライでランキングトップの日本代表マロ・ツイタマ、ヴァレンス・テファレも前節から続いてスターターを務めるが、FBは山口楓斗に替わって、今季初先発の奥村翔が入った。

ベンチにはHO作田駿介(流通経済大学出身)、PR河田和大、ショーン・ヴェーテー(環太平洋大学出身)、LO大戸裕矢、シオネ・ブナ、SH岡崎航大、SO家村健太、今季初のメンバー入りとなったWTB矢富洋則が控える。

ブルーレヴズは武器であるスクラム、モールと、FWでプレッシャーをかけて主導権を握りつつ、ゴール前ではモールや強いボールキャリーでフィニッシュしたい。

昨季、両者は2度対戦しており、1戦目はブルーレヴズがラストプレーで逆転トライを挙げて23-19と勝利。2戦目はスピアーズがリードしていたが、後半ブルーレヴズが追い上げ31-31と引き分け。しかし、リーグワンになってからは、スピアーズが2勝1分1敗と1歩リードしている。

ともにFWのセットプレーを強みとしているが、Optaによるとスピアーズの1試合平均のキックインプレー数は、ディビジョン1最多の29回だが、ブルーレヴズはワーストで13.4回だという。

スピアーズがしっかりキックを使ってアタックしているのに対して、ブルーレヴズはボールをキープした上でトライを挙げていることがわかる。

勝ち点差はわずかに2。ホストのスピアーズが昨季のリベンジを果たして、『えどりく』の不敗神話を21に伸ばすのか。それともブルーレヴズが今季も勝利を挙げて、順位を上げることができるか。

なお、この試合でホストのスピアーズは1978年の創部当時のジャージーをイメージした3rdジャージーを着用する。今季、好調の上位の直接対決は2月22日(土)午後0:00にでキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ