人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs.静岡ブルーレヴズ
「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」のディビジョン1は、2月22日(土)23日(日)、リーグ戦の折り返しに差し掛かる第9節が行われる。
2月に入って異なるカンファレンスのチームが戦う交流戦が行われており、22日、3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイがホストスタジアムの東京・スピアーズえどりくフィールドに、4位の静岡ブルーレヴズを迎える。
ジャパンラグビー リーグワン2024-25
-
第9節 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs. 静岡ブルーレヴズ /埼玉ワイルドナイツ vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
2月22日(土)午前11:50 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
昨シーズン6位のスピアーズは、2025年に入って引き分けを挟んで5連勝中。前節のコベルコ神戸スティーラーズ戦でも、前半3-20と大差をつけられながら、後半に3トライを返して25-20と逆転勝利し、『えどりく』での連勝記録を20と伸ばし、勝ち点28で3位につけている。
一方、開幕3連勝でスタートした昨季8位のブルーレヴズ。第5節に昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京に34-28で勝利した後、東京サントリーサンゴリアスに14-33と黒星を喫したが、リコーブラックラムズ東京に32-24、トヨタヴェルブリッツに33-23と連勝し、6勝2敗の勝ち点26で4位につけている。
まずはホストのスピアーズのメンバーを見ていこう。スティーラーズ戦後、「前半はミスが多く、ペナルティでプレッシャーを受けたが、後半に巻き返して勝てたのは大きい」と話したフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)。前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)2名の計5名の先発を入れ替えた。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
FW第1列は1番のPR(プロップ)紙森陽太は引き続き先発するが、HO(フッカー)は南アフリカ代表のマルコム・マークス、3番に日本代表のオペティ・ヘルと、「ボム・スコッド」としてプレーしていた2人が先発。HO江良颯(帝京大学出身)はベンチに下がり、PR為房慶次朗(明治大学出身)はメンバー外となった。
LO(ロック)はデーヴィッド・ヴァンジーランドとコンビを組むのは、ルアン・ボタに替わってデーヴィッド・ブルブリングが先発。バックローは変わらず、FL(フランカー)は日本代表としてワールドカップ2大会出場のピーター・ラピース・ラブスカフニと、末永健雄、NO8(ナンバーエイト)はキャプテンで日本代表のファウルア・マキシが入った。
BKを見ると、日本代表SH(スクラムハーフ)の藤原忍がブリン・ホールに替わって先発に復帰、元豪州代表SO(スタンドオフ)バーナード・フォーリーとハーフ団を組む。
CTB(センター)は、前節POM(プレイヤーオブザマッチ)に輝いた日本代表の立川理道が引き続き12番に入り、ハラトア・ヴァイレアが14番にシフトしリカス・プレトリアスが13番に復帰。
WTB(ウイング)は前節14番だったゲラード・ファンデンヒーファーが11番に入り、FB(フルバック)はオールブラックス1キャップを持つショーン・スティーブンソンが引き続き務める。
リサーブにはFW6人を入れ、HO江良、SHホールの他、PR海士広大、PRイジー・ソード(拓殖大学出身)、LO青木祐樹、FLトゥパ フィナウ、CTB廣瀬雄也(明治大学出身)、そして出場すればリーグワンデビューとなるFL梁本旺義が名を連ねた。
過去2戦、後半逆転勝ちしているスピアーズ。強力なFWを武器に、セットプレーで圧力をかけ、前半からリードする展開に持っていきたい。
続いてブルーレヴズ。前節後は「前半はプレッシャーの中、選手がしっかりと我慢し、取らないといけないところで得点できた。選手は一段上がったと感じた」と、選手たちを称えた藤井雄一郎監督は、FW、BKそれぞれ1名の先発を変更した。
他には変更なく、LOジャック・ライト、マリー・ダグラス、FLはヴェティ・トゥポウ(摂南大学出身)と、南アフリカ代表でキャプテンのクワッガ・スミスの2人、NO8はマルジーン・イラウアが先発を務める。
CTBヴィリアミ・タヒトゥア、シルビアン・マフーザ、現在10トライでランキングトップの日本代表マロ・ツイタマ、ヴァレンス・テファレも前節から続いてスターターを務めるが、FBは山口楓斗に替わって、今季初先発の奥村翔が入った。
ベンチにはHO作田駿介(流通経済大学出身)、PR河田和大、ショーン・ヴェーテー(環太平洋大学出身)、LO大戸裕矢、シオネ・ブナ、SH岡崎航大、SO家村健太、今季初のメンバー入りとなったWTB矢富洋則が控える。
ブルーレヴズは武器であるスクラム、モールと、FWでプレッシャーをかけて主導権を握りつつ、ゴール前ではモールや強いボールキャリーでフィニッシュしたい。
ジャパンラグビー リーグワン24-25
昨季、両者は2度対戦しており、1戦目はブルーレヴズがラストプレーで逆転トライを挙げて23-19と勝利。2戦目はスピアーズがリードしていたが、後半ブルーレヴズが追い上げ31-31と引き分け。しかし、リーグワンになってからは、スピアーズが2勝1分1敗と1歩リードしている。
ともにFWのセットプレーを強みとしているが、Optaによるとスピアーズの1試合平均のキックインプレー数は、ディビジョン1最多の29回だが、ブルーレヴズはワーストで13.4回だという。
スピアーズがしっかりキックを使ってアタックしているのに対して、ブルーレヴズはボールをキープした上でトライを挙げていることがわかる。
勝ち点差はわずかに2。ホストのスピアーズが昨季のリベンジを果たして、『えどりく』の不敗神話を21に伸ばすのか。それともブルーレヴズが今季も勝利を挙げて、順位を上げることができるか。
なお、この試合でホストのスピアーズは1978年の創部当時のジャージーをイメージした3rdジャージーを着用する。今季、好調の上位の直接対決は2月22日(土)午後0:00にでキックオフされる。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2025 Aグループ 大東文化大学 vs. 早稲田大学
4月20日 午後12:55〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2025 Bグループ 慶應義塾大学 vs. 立正大学
4月20日 午前11:55〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2025 Bグループ 流通経済大学 vs. 法政大学
4月20日 午前11:55〜
-
ラグビー U23日本代表強化試合2025 ランドウィック vs. U23日本代表
4月15日 午後12:55〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D2 第12節-3 グリーンロケッツ東葛 vs. 豊田自動織機シャトルズ愛知
4月19日 午後2:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D2 第12節-2 花園近鉄ライナーズ vs. 九州電力キューデンヴォルテクス
4月18日 午後6:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1 第15節-6 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs. 東京サンゴリアス
4月13日 午後2:20〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2025 Bグループ 青山学院大学 vs. 筑波大学
4月21日 午前11:00〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!