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ラグビー コラム 2025年1月16日

連勝で星を五分に戻した横浜キヤノンイーグルス、三菱重工相模原ダイナボアーズとの『神奈川ダービー』に挑む

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルス vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」のディビジョン1は、1月18日(土)19日(日)に第5節が開催される。18日(土)は、神奈川県に本拠を持つ横浜キヤノンイーグルスと、三菱重工相模原ダイナボアーズの「神奈川ダービー」が行われる。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

2シーズン連続トップ4のイーグルスは、開幕から2連敗を喫して苦しいスタートとなったが、前節は後半追い上げられながらも、静岡ブルーレヴズを53-35と退け2連勝。勝ち点11で4位まで浮上した。

一方、昇格2シーズン目となった昨シーズンは8位だったダイナボアーズ。今季は開幕戦で勝利したが、その後は2連敗。しかし、前節は34-26でコベルコ神戸スティーラーズから、クラブ史上初めての勝利を挙げ、勝ち点9で7位につけている。

前節、勝利したものの、イーグルスの沢木敬介監督は、「これで優勝目指すとか言えるレベルではない。一戦一戦、成長できるような試合内容にしていきたい」と話した。そのブルーレヴズ戦からFW(フォワード)5名の先発を入れ替えた。

横浜キヤノンイーグルス

第1列はすべて入れ替え、バックローから転向してPR(プロップ)として初先発するシオエリ・ヴァカラヒと、今季初先発の祝原涼介の2人、HO(フッカー)には中村駿太が第2節以来の先発復帰となった。LO(ロック)は変わらず、ベテランのリアキマタギ・モリとオーストラリア代表31キャップのマシュー・フィリップの2人が務める。

バックローは今季新加入で元マオリ・オールブラックスのFL(フランカー)ビリー・ハーモンは引き続き6番に入ったが、7番は古川聖人に代わってベテランの嶋田直人、NO8(ナンバーエイト)はシオネ・ハラシリがベンチに下がり、元日本代表のアマナキ・レレイマフィが先発に上がった。

BK(バックス)の先発は変更なかった。南アフリカ代表SH(スクラムハーフ)ファフ・デクラークと、元日本代表のSO(スタンドオフ)田村優のハーフ団、CTB(センター)はキャプテンで日本代表の梶村祐介と、南アフリカ代表のジェシー・クリエルの2人。

WTB(ウイング)は前節ハットトリックで、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された竹澤正祥と、パリ五輪代表の石田吉平、FB(フルバック)小倉順平が引き続きスターターとなった。

リザーブにはHO庭井祐輔、日本代表PR岡部崇人、PR杉本達郎、元U20アイルランド代表LOコルマック・ダリー、FLハラシリ、SH山菅一史、CTB田畑凌、WTBヴィリアメ・タカヤワが名を連ねた。

『Opta』のデータによるとイーグルスは今季、相手陣22m内に最多の53回入っており、さらにトライのアシストランキングでは、1位がSO田村の6回、2位がFB小倉の5回だ。この試合でもしっかり相手陣22m内に入って、田村、小倉のパスでトライを重ねていきたい。

一方、前節の試合終了後、「自分たちが良いスタートを切ることができたからこそ、最後に勝つことができた。良いところもいっぱいあったが、課題ももちろんあった」と、振り返ったダイナボアーズのグレン・ディレーニーHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW1名のみを変更した。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

前節で50キャップを達成したPR細田隼都がベンチに下がり、元イーグルスの安昌豪が今季初出場で初先発となった。他は変わらず、PR石井智亮、HOには日本代表も経験した新加入の李スンヒョ、LOはウォルト・スティーンカンプと、37歳のベテラン、リンディ真ダニエルの2人。FLは吉田杏と、バイスキャプテンの鶴谷昌隆、NO8はニュージーランド代表5キャップのジャクソン・ヘモポが入った。

BKも変更なく、キャプテンのSH岩村昂太と、SOジャック・ストラトンのハーフ団、CTBにはチャーリー・ローレンスと、元オーストラリア代表のカーティス・ロナのコンビ、WTBは小泉怜史と、前節POMの南アフリカ代表カート=リー・アレンゼ、そして最後尾にはFB石田一貴が入った。

ベンチにはHO宮里侑樹、PR細田、元イーグルスの津嘉山廉人、FLティモテ・タヴァレア、マリノ・ミカエリトゥウ、元U20イングランド代表のSOジェームス・グレイソン、今季初のメンバー入りとなったCTBマット・ヴァエガ、CTB/WTB三島琳久が控える。

ダイナボアーズとしては前節同様に、持ち前のディフェンスでしっかりとハードワークして、今季4トライを挙げている、WTBアレンゼの決定力を活かしてトライを挙げたい。

一昨季、両チームは1度対戦し、イーグルスが41-21で勝利した。昨季は2度の対戦があり、1戦目が40-35、2戦目は43-19といずれもイーグルスが勝利した。さらに2019-20シーズンのトップリーグも、23-15でイーグルスが勝っており、イーグルスの通算4勝0敗で、ダイナボアーズはイーグルス相手にトップカテゴリーで白星を挙げたことはない。

今回もホストのイーグルスが、持ち前のアタック力で勝利して上位をキープするか。それとも、ダイナボアーズが前節に続き、イーグルスに勝利して新たな歴史を作るのか。『BYEウイーク』(休みの週)前、注目の『神奈川ダービー』は、1月18日(土)午後2:10から神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場でキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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