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ラグビー コラム 2023年12月18日

【ハイライト動画あり】「府中ダービー」はリーグ戦最多観客を更新。フィジカルバトル制したブレイブルーパスが快勝

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1

【第2節ハイライト動画】東京サンゴリアス vs. 東芝ブレイブルーパス東京

しかし、東京SGも負けてはいない。前半の終盤にようやく連続攻撃を仕掛け、36分、CTB森谷圭介、高本、松島、WTB尾崎晟也とボールがわたり、最後は尾崎がモウンガのタックルを振り切って右コーナーにボールを押さえる。高本が難しい角度からゴールを決めて、スコアは、19-13となる。後半11分、さらに高本がPGを加え、19-16。このスコアに至る過程では、モウンガのノックオンを誘ったFL山本凱のタックルが光った。

その後も両チームが素早い反応で攻守に動き回り、緊迫感ある試合展開となる。後半19分、BL東京が勝負を決めるトライをあげる。PKからの速攻でリーチがゴールラインに迫ったあと、FLシャノン・フリゼルがインゴールにボールをねじ込んだ。モウンガのゴールも決まって、26-16。終盤は疲れもあってBL東京の反則が多くなり、35分、東京SGが高本のPGで7点差とする。その後も猛攻を仕掛けたが、トライチャンスでの尾崎晟也のオフロードパスがスローフォワードとなり万事休す。残り時間、ボールをキープしたBL東京が7点差のまま逃げ切った。プレーヤーオブザマッチは、リッチー・モウンガ。ロングキックで地域を獲得し、好判断のラン、パス、キックでトライを演出する大活躍だった。

勝ったBL東京のトッド・ブラックアダーヘッドコーチは、次のようにコメントした。「リーチキャプテンはじめ選手を誇りに思います。サントリーのような(スピーディーな)チームにはコリジョンのところでプレッシャーをかけないといけない。それがしっかりできました。後半反則が多くなったこと以外は満足です」。リーチキャプテンは、「サントリーはテンポのチームです。接点でしっかり止めて、ラックにさせないようにしました」と狙い通りだったと語った。

モウンガについて問われると、リーチは言った。「モウンガは引き出しが多い選手です。キックも上手いし、ランもいい、判断もいい。でも、もっとFWにこんなプレーをしてほしいとかフィードバックがもらいたい。もっとチームを良くしてほしいです」。世界最高のSOの一人であるモウンガから貪欲に学ぶ姿勢を見せたのだ。BL東京はさらなる成長を目指して、次節(12月24日)のコベルコ神戸スティーラーズ戦に臨む。一方、東京SGは、次節(12月24日)、三重ホンダヒートと対戦する。

文: 村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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