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ラグビー コラム 2024年4月22日

【ハイライト動画あり】無双状態の埼玉ワイルドナイツ、トヨタヴェルブリッツを攻守に圧倒

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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トヨタヴェルブリッツ vs. 埼玉ワイルドナイツ

埼玉ワイルドナイツ(埼玉WK)が強すぎる。これほどまでに差があるのはなぜだろう。両チームのメンバー表を眺めて首をかしげる人も多かったのではないか。4月20日(土)、名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場は、満員御礼の9,129人の観衆が集った。リーグワンのディビジョン1(D1)第14節、トップ4入りへわずかに可能性を残すトヨタヴェルブリッツ(トヨタV)が、首位を走る埼玉WKを迎え撃つ。期待感が高まるのも当然だった。

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午後2時30分、埼玉WKのSO松田力也のキックオフで試合は始まった。開始4分、埼玉WKはハーフウェーライン付近のスクラムから連続攻撃。WTB竹山晃暉からパスを受けたNO8大西樹が右タッチライン際を抜け出しトヨタV陣深く入ると、ラックからこの日LOに入ったジャック・コーネルセンが縦に突進。次のラックからSH小山大輝が少しボールを持ち出し、飛び出したトヨタVのディフェンダーをあざ笑うかのようにLOルード・デヤハーがまっすぐ走り込んで、そのまま先制トライをあげる。

勢いに乗る埼玉WKは、前半8分、トヨタV陣中盤のラインアウトから攻め、コーネルセンがディフェンスラインを突破し、ゴール前で密集サイドを我慢強く攻め、最後はデヤハーがトライ。15分には、ゴール前のラインアウトからモールを組み、右隅のインゴールには届かなかったが、左オープンに展開し、SO松田からのロングパスを受けたWTBマリカ・コロインベテが瞬時の加速でタックラーを振り切ってトライ。すべてのゴールを松田が決めて、21-0とした。

トヨタVも前半31分、モールからFLウィリアム・トゥポウがトライを返したが、埼玉WKのNO8大西樹がゴール前のスクラムからサイドアタック。最後はコロインベテがトライして、前半を26-7で折り返した。後半はトヨタVが60%のボール支配率で攻撃を続けたが、埼玉WKは何度も激しいタックルで押し戻し、ターンオーバーを勝ち取った。後半15分にはワンチャンスをものにして、交代出場のPRクレイグ・ミラーがトライ。33-7と引き離すと、20分、同じく交代出場のPRヴァル アサエリ愛がトライしてダメを押した。

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