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ラグビー コラム 2024年5月6日

【ハイライト動画あり】スピアーズ、怒涛の攻撃でストロングフィニッシュ! サンゴリアスは3位でプレーオフトーナメントへ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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山崎洋之(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

レギュラーシーズン最終戦。昨季の王者がようやく本領を発揮した。5月4日(土)、秩父宮ラグビー場(東京都港区)には、13,829人の観衆が集った。試合はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)SOバーナード・フォーリーのキックオフで始まる。先手を取ったのは、プレーオフに向けて勢いをつけたい東京サントリーサンゴリアス(東京SG)だった。

尾崎泰雅(東京サンゴリアス)

前半10分、CTB中村亮土からのロングパスを受けた右タッチライン際に走り込んだWTB尾崎晟也がトライ。高本幹也のゴールは決まらず、5-0。続く14分、今度は弟のCTB尾崎泰雅が個人技で抜け出してトライ。高本のゴールが決まって、12-0とする。16分にS東京ベイFL末永健雄にトライを返されたが、23分、再び尾崎泰雅がディフェンスを抜け出してトライ。高本がゴール決めて、19-7とした。

しかし、S東京ベイも一歩も引かない。30分、東京SGゴール前のラインアウトからモールを押し、最後はラックサイドを突いてPR為房慶次朗がインゴールへ。為房は5試合で3トライ目の活躍ぶりだ。フォーリーがゴールを決めて、19-14。このあたりから流れはS東京ベイに傾いていた。

後半も東京SGが先にトライをとって26-14とリードを広げたが、ここからS東京ベイが怒涛の攻勢に出る。8分、S東京ベイは自陣で相手のミスボールを拾って攻め、最後はWTB山崎洋之が東京SGのFBニコラス・サンチェスを抜き去ってトライ。26-19と差を詰める。直後、S東京ベイはFW前5人のうち、4名を交代させ、PRオペティ・ヘル、LOのJD・シカリングらインパクトプレーヤーを投入。FWの縦突進を軸に一気呵成に攻め始める。

立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

後半12分、S東京ベイは相手陣10mライン付近右のラインアウトから攻めて、まずはCTB立川理道キャプテンが縦突進。連続してボールをつなぎ、ヘルがゴールラインまであと5mに迫る。その後、シカリング、LOルアン・ボタがタックルされながらパスをつないで、最後はフォーリー、NO8ファウルア・マキシ、FB島田悠平、山崎とボールが渡ってトライ。フォーリーのゴールも決まって、26-26と同点に追いつき観客席を大いに沸かせた。

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