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ラグビー コラム 2023年11月12日

“進化する司令塔”松田力也が明かすワールドカップの舞台裏。27年は「もちろん目指しています」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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変化に気付いて微調整をした結果、チリ戦の最初のプレースキックで、手応えがあった。

「(一本目から)手応えはありました。RWCという舞台で、しかも15mという一番嫌な感じの角度で、それまでは外していて――と色々あったのですが、開き直ってやるしかないと。蹴った瞬間に、やっと戻ってきたな、と思いました」

 

インタビュアーの浅野が、他のキッカーの変化にも気付きますか、と訊ねると、松田はキッカーならではの観察眼を披露した。

他のキッカーを見ていると、外すキックが分かる、というのだ。

「ハンドレ・ポラード選手(南アフリカ代表)やトマ・ラモス選手(フランス代表)を見ていても、外すときは分かったりします」

「決勝戦で南アフリカのポラード選手は1本目で緊張していて、左に引っ掛けそうになって、ポールに当たって入ったじゃないですか。緊張すると(動作が)早くなって蹴り急いで左にいきやすい、ということがあるんです」

「2本目も真ん中よりも左にいった。3本目くらいで良い感じに戻り、そこからはもう外さないだろうなと思っていました」

対照的だったのは決勝戦で11-12で敗れたニュージーランドの10番、今季東芝ブレイブルーパス東京に加入したリッチー・モウンガだ。

「逆にモウンガ選手は大会を通してあまり調子が良くなく、ずっと左に引っ掛ける外し方をしていました。決勝戦では、その点を気にしすぎて右側に外していました」

ニュージーランドは後半33分、RWC決勝初体験のCTBジョーディー・バレットに逆転PGのロングキックを託したが、外れた。

松田はその決定的な場面にも言及した。

「あの競った場面で、センターの選手が長い距離を蹴るのはすごくリスクがあるんです。スーパーラグビーでは決めているかもしれないですけど、RWCのプレッシャー、(7試合目の)決勝戦という疲労感もある中で、コンバージョンを蹴っていないのにあの距離をいきなり蹴る――。うまくはいかないだろう、と思いました」

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