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準々決勝 ウェールズvs.アルゼンチン
ラグビーワールドカップ2023は決勝トーナメントに入り、マルセイユでの準々決勝第1試合では、2大会連続での準決勝進出を狙うウェールズと、2大会ぶりのベスト4進出を目指すアルゼンチンが対戦。
ウェールズのキックオフで始まった前半は、ウェールズのコンテストキックを連続してマイボールに収めたアルゼンチンが着実にテリトリーを前進させると、敵陣22mライン内へ攻め込んだところでペナルティをゲットし、ショットを選択。しかし、この6分のPG(ペナルティゴール)はWTB(ウィング)エミリアーノ・ボフェリが外し、アルゼンチンは先制機を逸する。
試合が動いたのは14分。ウェールズはハーフウェイライン付近でのマイボールスクラムからアタックを開始すると、最初のブレークダウンからCTB(センター)ジョージ・ノースがラインブレークしかけると、そこからのオフロードパスを皮切りに相手守備陣を崩し、最後はSO(スタンドオフ)ダン・ビガーがインゴール中央にトライを決める。コンバージョンもビガーが自ら決め、ウェールズが7-0と先手を取る。
この後、試合はウェールズのペースで進むなか、21分にはビガーがピッチ中央からやや距離のあるPGを難なく決め、ウェールズが10-0とリードを広げる。対するアルゼンチンは前半終了間際の39分と45分にボフェリがPGを決め、4点差に詰め寄って試合を折り返す。
後半序盤は、キックオフしたアルゼンチンが敵陣でボールを保持して攻め込むなか、4分にボフェリのPGで3点を加えると、8分には同じくボフェリがピッチ中央から54mのPGを決め、アルゼンチンが12-10と逆転に成功する。
逆転を許したウェールズは、相手に主導権を渡しかけたところで、ブレークダウンで得たペナルティを契機に敵陣深い位置へ攻め入るなか、15分にブレークダウンからの素早い攻撃で途中出場のSH(スクラムハーフ)トモス・ウィリアムズがラインブレークし、一気にトライを奪う。その後のキックも決まり、ウェールズが苦しみながらも17-12とする。
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