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ラグビー コラム 2023年10月12日

7年の旅を終えるジェイミー・ジョセフHC、「素晴らしい仕事を日本でさせてもらった」。ラグビー日本代表帰国会見

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「私にとって印象深いのは、前夜にひどい台風が来て、その試合ができないかもしれないという理由がたくさんあったことだ。でも、選手たちは現実を受け入れてプレーした。だからそれは忘れられない」と目を細めた。

ジェイミー・ジャパンの旅路は終わったが、ラグビー、ワールドカップは今後も続いていく。4年後に向けて姫野主将は「もっともっと強くなりたい、もっと日本代表を強くしたいという思いが強い。本当にすごくポテンシャルのあるチームで、ベスト4、優勝という目標として掲げられるチームだと思う」。

「今大会、プール戦を突破できなかったが、日本ラグビーの可能性を感じたし、まだまだ強くなれると確信できた大会だった、。4年後、いろんな環境を整えることや新しい経験をすることなど、たくさんまだ課題あると思うが、日本全体で、ワンチームになって強化していくことが必要だと思う」と先を見据えた。

代表からの引退を改めて表明した流大

また、今大会で代表引退を表明していた流副将は、「本当に覚悟を持って日本代表として36試合に出場させてもらった。幼い頃から、この舞台で頑張るために、努力を続けて、いろいろな人に支えてもらって、ここまで来ることができた」。

「日本代表という場所がどれだけ辛い場所で、勝った時どれだけ喜びがあるか、選手やスタッフがどれだけ辛いことをやっているか、身に沁みて感じているので、これからは誰よりも日本代表のファンとしてサポートしていきたい」と話した。

別れを告げるジェイミー・ジョセフHC

最後に、7年あまりと日本代表で最も長く指揮を執ったジョセフHCは「このチームは私にとって単なる仕事ではない。それは私が7年間、私の家族から自分を分離することを決めた仕事。よく考えたら、初めての日本遠征は、高校生の時の1987年で、初めてこの国を訪れた」。

「そう考えると長い間、日本を行ったり来たりしている。選手としての来日は1992年だった。私がオールブラックスとしてジャパンと対戦したときは、145-17で勝ったが、指揮を執ったワールドカップで6勝3敗だったし、昨年はオールブラックスにも勝てそうになった」。

「だからこの国の状況は変わった。そして、私の旅は7年間ではなかった。本当に素晴らしい仕事を、ここでさせてもらった。日本は常に私の第二の故郷です。また来ます」という言葉で締めた。

「日本にはたくさんの友人もいて、今大会で新しい友人も増えた」と話したジョセフHC。日本代表の指揮官としては今大会で区切りがついたが、日本ラグビー界とジョセフHCの関係は今後も続いていくはずだ。

対戦国のコーチとして相まみえるかもしれないし、もしかしたらまた日本代表を率いる日も来るかもしれない。ジェイミー、7年間、お疲れ様でした!

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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