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第1回は100年前、大正11年(1922年)に行われた。
日本ラグビーの風物詩、100周年を迎えた早慶戦が今年も行われる。
試合日は伝統的に11月23日。早稲田大学マネージャーだった中村元一が中央気象台(気象庁)で一番雨の少ない日を調べた上で固定された。
重厚な歴史を紡いできた「赤黒」(早大)と「黒黄」(慶大)は、関東大学対抗戦Aで共に4勝1敗。勝点でも19で並んでいる。
そんな両雄が東京・秩父宮ラグビー場で、今年も11月23日(水・祝)に激突する。
敗戦からの立て直しをはかる状況も似ている。
11月6日(日)の埼玉・熊谷で、慶大は昨季準優勝の明治大学に3-54、早大は昨季王者の帝京大に17-49。それぞれチームの今季最多失点で初黒星を喫した。
それぞれ大学選手権出場は決めてはいる。ただ、ここで連敗を喫すると対抗戦4位が現実味を帯び、4位となれば選手権準々決勝で関西王者(京産大or天理大)と敵地・大阪で激突する山に入る。今後に影響を及ぼす、負けられぬ一戦だ。
早慶戦の通算対戦成績は早大の71勝7分20敗。
振り返ると、慶大は2010年度に10-8で勝利している。当時の慶大にはCTB/FB竹本竜太郎主将を筆頭にLO村田毅(花園L)、NO8小澤直輝(東京SG)らがおり、相手の早大はNO8有田隆平主将、SO山中亮平(共に神戸S)らがいた。
近年は歓喜から遠ざかっているが、今季はコロナ禍後初めて春季大会を経験し、秋の対抗戦では3連敗中の筑波大学に16-12で競り勝った。
筑波大に勝利した指揮官の栗原徹監督は「このチームに筑波大学さんに勝った経験がある選手はいませんでした。しっかり準備してチャレンジする、ということを全員で一生懸命やってきてくれた結果」と喜びを表現していた。
ただ、5季振りの開幕4連勝だっただけに、明大戦の大敗から早期に立ち直りたいところだ。早慶戦の勝利は得がたい自信をチームに与えるに違いない。
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