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ラグビー コラム 2022年11月17日

大学選手権出場へ!筑波大学、立教大学の「天王山」。関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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大学選手権出場5枠目をめぐる熱き戦いだ。

昨季の優勝校(帝京大学)と準優勝校(明治大学)が所属する関東大学対抗戦は今季、大学日本一を決める大学選手権の出場枠が「3」から「5」に増えている。

その5枠目をめぐり、11月19日(土)に東京・江戸川区陸上競技場で激突するのが、共に1勝4敗の2チーム。

5位(勝点7)の筑波大学と、6位(勝点5)の立教大学だ。

立教大は、この一戦に懸かる「大学選手権出場」を目標として邁進してきた。

若手主体だった昨年からスケールアップし、迎えた秋の対抗戦では上位陣が相手となって開幕4連敗。

しかし前戦の日本体育大学戦では、今季最多得点&最少失点となる63-10で快勝。春から潜在力を示していた攻撃力、鍛錬してきた守備力が結実した。

手応えは掴んだ。いよいよやってきた筑波大との一戦は、今季の目標達成の懸かる集大成であり「天王山」。まずは伝統であるチーム一丸のディフェンスで凌駕したいところだ。

紀伊雄介(立教大学)

創部以来初という共同主将を務めるのは、フォワードを牽引する前戦2トライのNO8紀伊雄介、そしてキック名手のSO安藤海志だ。

筑波大戦の先発メンバーは他に、前戦に続いて、成長中のスクラムを牽引するPR八代デビット太郎、HO三村真嶺、PR大和大祐のフロントロー。そしてハードワーカーのLO守源、ハイレベルなSH北川時来もいる。注目は先発唯一の1年生で、國學院久我山出身のWTB佐藤侃太朗。センターとしても経験豊富なスキルフルな即戦力ルーキーだ。

「(今年の)対抗戦は5位まで通過できるチャンスがあるので、下を向くことなく、必ず再生して大学選手権に出られるよう、次からもう一度やっていきたいと思います」

4点差(12-16)で競り負けた今季4戦目の慶應義塾大学戦後、嶋崎達也監督がそう語っていた通り、筑波大は5戦目で今季初勝利を挙げ、選手権出場へ向けて再起した。

相手は強烈なディフェンスをみせている青山学院大学だったが、後半3連続トライで38-14の勝利。フロントローを含め活動量豊富な有能フォワード、スペースを与えると危険なバックスが地力を見せた。

そもそも早慶明に敗戦はしたものの、いずれも11点差以内の接戦であり、実力は大学トップレベルの筑波大。

そんな筑波大の立教大戦メンバーは、まずモバイル性能溢れる木原優作キャプテンをはじめ、ジャッカルも得意なHO肥田晃季、運動量豊富なPR倉サキ(山に立に可)大丞。強烈な4年生フロントローが並ぶ。

谷山隼大(筑波大学)

フォワードには他に4年生になった流経大柏高初の花園4強メンバー、LO八木澤龍翔や、ルーキーFL茨木颯、今季ブレイクしているNO8谷山隼大も揃っている。

ハーフ団は積極性が光るSH白栄拓也と1年生司令塔のSO楢本幹志朗。両ウイングはタックルマンでもある大畑亮太と、7人制代表経験の植村陽彦。プレーメーカーの堀日向太は初先発だった前戦に続いて12番を背負い、ポジション最後尾は不動のキッカーであるFB 高(中が目)田賢臣が入った。

筑波大は武器のひとつであるラインアウトから得点パターンに持ち込めるか。立教大はスクラムで着実に力をつけており、8対8の肉弾戦も見どころだ。

筑波大のバックス陣はスペシャルなランナーが揃っており、スペースを与えると脅威。立教大は攻守交代直後、またキックカウンターにおいても警戒度を高めたい。

大学選手権出場をめざす両軍の大一番。勝ち鬨を上げるのはどちらか。運命のキックオフは土曜日の午前11時30分だ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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