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明大を相手に攻守ともに激しいプレーを見せた松島
9月から始まったラグビー関東大学対抗戦も後半に差しかかってきた。筑波大学はここまで帝京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学の上位4校との試合を終え、白星を挙げたのは慶大戦のみ。1勝3敗で5位にいる。
上位陣との戦いを終えて、筑波大は何を課題と感じているのか。そして11月7日(日)に迫る青山学院大学戦では何を意識して戦うのか、嶋崎達也監督に訊いた。
「明大戦以外の3試合はそれぞれに『もう少しうまくやれたら…』という心残りもあったが、強みのディフェンスを生かし、何とか接戦に持ち込めていた」とここまでの戦いぶりを嶋崎監督が振り返る。
敗れた帝京大戦、早大戦はそれぞれ7-17、14-21と惜敗だった。帝京大戦では自陣に何度も攻め込まれながらも、粘り強いタックルとラインアウトへのプレッシャーで幾度もピンチをしのいだ。早大戦でも試合終盤にトライを重ね、7点差まで迫った。
だが、10月24日の明大戦では前半からトライを連発され、筑波大の堅いはずの守りが崩されてしまう。スクラムを重視するため、それまでの3戦とは異なる先発メンバーで試合に臨んでいた。
明大戦で対抗戦初先発した内田
安定したスクラムに定評のある内田康介(2年・旭野)を3番PR(プロップ)で対抗戦初先発させると、LO(ロック)に本職はPRの小山峻哉(4年・茗渓学園)を置いて、明大スクラムの重さに対抗する布陣で挑んだ。昨年の明大戦ではスクラムで劣勢となり、接戦をものにできなかったからだ。
しかし、相手アタックをスローダウンさせるもマイボールにできなかったり、ラインアウトが乱れるなど、明大のアタックに押し負けてしまう場面が多く見られた。スクラムで対抗する機会もうまく作ることができなかった。
「ラインアウトでもう少しボールを確保してディフェンスの時間を減らし、攻撃する時間を増やせていれば、もっと詰め寄る機会もあった」と嶋崎監督。さらに「ベストメンバーにしていても、明治大の攻撃を止められていたかはわからない。何か相手に勝るものを持たないと強い相手には勝てない」と語り、力の差を痛感していた。
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