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ラグビー コラム 2021年6月7日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】元はニュージーランドの警察官 異色の経歴もつラグビー日本代表・吉水通訳

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──サントリー入って、最初にどんなことを感じましたか。
「日本の社会人チームのことはよく知らずに入りましたが、サントリーはカルチャーがあり、規律もしっかりしていました。外国人選手もいろんな国から来ていて新鮮でした。僕が子供の頃からテレビで見ていたジョージ・スミスがいたのは、びっくりしましたね(笑)」

──日本のあいまいな言葉が訳しにくいということはありませんか。
「そういうときは本人に確認します。それは、どういう意味で言っているのですか、と。中途半端に訳さず、ちゃんとしたメッセージが伝わるように確認しています」

──サントリーの6年間で印象に残っていることはありますか。
「トップリーグ9位という史上最低の成績で終わった翌年に沢木敬介監督になって2連覇した。その3年間でチームが生きものなのだということを感じましたし、勉強になりました」

──日本代表の通訳になることは、いつ頃から考えていたのですか。
「日本に戻ってきたときから目標としてずっと思っていました」

──2019年のラグビーワールドカップ(RWC)の日本代表を見て、その思いがより強くなったということはありますか。
「テレビで見ていましたし、その場に自分も行きたいという気持ちは強くなりましたね」

──自分からアプローチされたのですか。
「自分からではなく、去年、日本ラグビー協会からお話をいただきました。後になって、沢木敬介さんが、いい通訳がいますよ、と話をされていたということは聞きました」

──ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチの英語は聞き取りやすいですか。
「僕はNZにずっといましたので、耳になじんだ言葉です。コロナ禍でオンラインの通訳が多かったので、もっともっと彼を理解していかなくてはいけません。しっかりコミュニケーションをとっていきたいです」

──6月26日、日本代表はブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと対戦します。ラグビー王国のNZにいると、ライオンズの格、人気の高さ感じることがあったと思います。
「自分が通訳になって最初に戦うテストマッチの相手がライオンズというのは、びっくりしています。NZにいるときからテレビにしがみついて、ライオンズ戦はすべて見ていました。NZに遠征してきたときはチケットが取れなくて、スタジアムの近くのバーで見たこともあります。ライオンズ戦に参加できるのは、人生に一回あるかどうかでしょう。こんな光栄なことはありません。身の引き締まる思いです」

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