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ラグビー関東大学春季大会2021 Bグループ 筑波大学 vs. 大東文化大学
激しいブレイクダウン、スピーディーなワイド攻撃、力強い縦突進。
大東文化大学がアタック、ディフェンスにそれぞれ強みを発揮し、大会初勝利をもぎ取った。
昨季の関東大学リーグ戦で6位だった大東大が5月30日(日)、関東大学春季大会Bグループの2試合目に臨んだ。相手は昨季の関東大学対抗戦の5位で、ここまで1敗同士の筑波大学だ。
埼玉・セナリオハウスフィールド三郷で開催された無観客試合で、鮮やかな先制劇を披露したのはモスグリーンのジャージーだ。
大東大は序盤にセットピースで反則が続いてエリアは後退したが、前半6分、LO塩見成梧が相手ラインアウトでボールをカット。
この攻守交代から鮮やかに右大外へ展開し、振り戻しのアタックで、将来性を感じさせる青森山田高出身の18歳、NO8リサラ・キシナ・フィナウが相手バックスを吹き飛ばしながら縦突進。
さらに順目にボールを運び、HO酒木凜平キャプテンが突破。攻撃の起点となったLO塩見へオフロードパスを通し、奈良・御所実業高の先輩後輩で、先制トライ(ゴール成功)を切り取ってみせた。
大会初戦に続いて先制点を許した筑波大。
キャプテンのFB松永貫汰は、大東大について「接点が強くペネトレートされ、そのままトライにつなげられました。個々の能力が高いチーム」と印象を語った。
しかし筑波大は前半無得点だった大会初戦と違い、今回は失点直後に反転攻勢した。
7点を追いかける筑波大は4分後(前半11分)、相手の反則から敵陣へ。ラインアウトからの近場攻撃でPR木原優作が低いプレーでトライラインを奪取し、悪い流れを断ち切った。
スコアは7-7の同点となったが、大東大は前半21分だった。
苦戦していたラインアウトモールでじりじり前進すると、最後尾にいたHO酒木キャプテンがインゴールへ突進。
わずかなチャンスをモノにするキャプテンのトライ技術で、大東大がさらに7点を追加。HO酒木キャプテンはこの後もジャッカルでピンチを救うなど攻守に活躍した。
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