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ラグビー コラム 2021年5月24日

【ハイライト動画あり】トゥールーズが11季ぶりにハイネケン・チャンピオンカップの頂点へ!ラ・ロシェルは惜しくも初タイトルに届かず。

ラグビーレポート by 直江 光信
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トゥールーズ

50分以上を14人で戦いながら勝利にあと一歩まで迫ったラ・ロシェルの鬼気迫る奮闘は胸を打った。その強烈なプレッシャーにたびたび食い込まれながらも逃げのプレーに走らず、ここという場面で集中力を発揮して勝ち切ったトゥールーズの気迫もすさまじかった。ゴールラインを超えたのはそれぞれ一度ずつ。フランス勢同士の激突となったハイネケン・チャンピオンズカップの決勝は、これぞファイナルという死闘をトゥールーズが22-17で制し、2020-2021シーズンのヨーロッパ最強クラブの称号を手にした。

ともにワールドクラスの実力者をずらりと並べ、国内リーグのフランスTOP14でも首位を争う強豪同士の激突だけに、試合はキックオフ直後から拮抗した展開となった。まずは開始4分、SOロマン・ヌタマックが正面約45メートルのPGを決めトゥールーズが先制。しかしラ・ロシェルも7分にSOイハイア・ウエストが左中間のロングPGを成功させ、すかさずイーブンに戻す。その後も互いにコンタクト局面で激しくバトルし、圧力をかけ合う状況が続いた。

10分にヌタマックがPGを追加しトゥールーズがふたたび先行するも、ラ・ロシェルも26分にウエストがPGを返して6-6に追いつく。試合が大きく動いたのはその直後だった。密集脇の狭いスペースをすり抜けようとしたトゥールーズのFBマクシム・メダールに対し、ラ・ロシェルのCTBレヴァニ・ボティアが肩で激しくヒット。リプレー検証の結果、危険なタックルでボティアがレッドカードとなり、ラ・ロシェルは残り50分あまりを14人で戦うこととなった。

それでもクラブ史上初のタイトル獲得に燃えるラ・ロシェルの気力はまったく衰えなかった。数的不利をカバーすべく残る14人がそれまで以上に攻守に体を張り、32分、40分とウエストが2本のPGを成功。12-9とリードして前半を折り返す。

後半も先にスコアチャンスをつかんだのはラ・ロシェルだったが、2分にウエストが左中間30メートル付近から狙ったPGは左ポストに当たって外れ、追加点はならず。一方のトゥールーズは4分、SHアントワーヌ・デュポンの防御裏へのキックをチェイスしたWTBチェスリン・コルビが右コーナーへ飛び込んだシーンは、ラ・ロシェルCTBジョフレー・ドゥメローの渾身のタックルに阻まれノートライになったものの、直後の6分にヌタマックがゴール正面のPGを決め、12-12に追いつく。

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