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ラグビー コラム 2021年1月29日

キックオフへの苦闘。新型コロナ禍で懸命にトップリーグ開幕への準備を進める三菱重工相模原ダイナボアーズの歩み

ラグビーレポート by 直江 光信
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待ちに待ったキックオフの笛に駆け出そうかという直前で、その瞬間はしばしお預けとなった。1月16日に開幕が予定されていた「ジャパンラグビー トップリーグ2021」は、複数のチームで新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されたため、開幕を延期することが1月14日に発表された。

ラグビーワールドカップ2019日本大会の熱狂からはや1年と2か月。トップリーグの激闘を最後に目にできた日からも、やがて1年が経つ。その間には高校と大学の公式戦がひと足先に始まり、それぞれ今年度のチャンピオンが決まった。国内最高峰リーグのシーズン到来を待つファン、選手および関係者の渇望は、頂点に達しているだろう。

見えない敵に翻弄され続けたこの1年。それでも各チームは、困難な状況の中で何度も苦境に直面しながら、懸命に準備を進めてきた。ここでは、昨季12年ぶりにトップリーグの舞台に帰ってきた三菱重工相模原ダイナボアーズの石井晃GMへのインタビューをもとに、ここまでの歩みやクラブとしての感染防止への取り組み、仕切り直しとなった開幕を前にした現在の心境を紹介したい。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

三菱重工相模原で初めて所属選手の新型コロナウイルス感染症陽性者が確認されたのは、昨年4月のことだった。当時は世の中全体でもこの感染症に関する情報がほとんどなく、病気の実態がわからなかったため、「どういう判断基準で対応するかというところが非常に難しかった」と石井GMは振り返る。結果としてトップリーグで最初に陽性者が出たクラブとなり、リーグや自治体といかに情報をシェアしながら対応していくかを、手探りで進めていかなければならなかった。

「大変だったのは、敵が見えない、しかもどんな敵なのかわからない、ということです。何より地域の方々や他の社員への安全を考えなければならないので、まずは管轄の保健所に状況を報告し、すべての選手・スタッフに対してPCR検査や体調観察などを行いました」(石井GM、以下カッコ内は同)

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