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ラグビー コラム 2020年2月17日

驚きのワンサイドゲーム!サントリーがトヨタ自動車に大勝。トップリーグ第5節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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昨季4強同士のビッグマッチは、意外な決着を迎えた。

第5節を迎えたラグビー国内最高峰「トップリーグ」で2月15日(土)、ともに2勝2敗のサントリーサンゴリアス(昨季2位)と、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(同4位)が、大阪・ヤンマースタジアム長居で激突した。

両軍メンバーにW杯日本代表6人、豪州代表1人、南アフリカ代表1人が並び、“ラグビーどころ”の大阪に1万9584人が集結。

サントリーの日本代表選手では、SH流大キャプテンを筆頭に、FLツイヘンドリック、FB松島幸太朗、途中出場からHO北出卓也が出場。豪州代表はCTBサム・ケレビ。

トヨタ自動車では日本代表のFL姫野和樹、SH茂野海人が顔をそろえ、南アフリカ代表のFBウィリー・ルルーが最後尾に据わった。

ただ序盤で存在感を放ったのは、2023年W杯を目指す若武者だった。

サントリーのルーキーNO8テビタ・タタフは前半2分、トヨタ自動車のキャリアーからボールを強奪してターンオーバー。

サモア出身のNO8タタフは、目黒学院-東海大と進んだ24歳。この日はアタックのみならずジャッカルも見せ、定評のある防御力でも存在感を示した。

神戸製鋼の日本代表WTBアタアタ・モエアキオラは高校・大学の同級生であり、2人そろっての日本代表入りも期待される。

サントリーは前半9分、ラインアウトからそのNO8タタフが一番槍で突っ込むと、HO中村駿太の突破から、右隅を的確なショートパスで攻略。

ブレイクダウン(ボール争奪局面)でも激しくプレーしていたWTB江見翔太が、先制トライを奪った。7-0

NO8タタフはその後もキャリアーを抱え上げてターンオーバーを勝ち取るなど、堅陣構築に貢献。トヨタ自動車は攻撃の芽を摘まれ、相手インゴールに近づくことができない。

PG加点したサントリーは前半19分、CTBマット・ギタウからのパスを受けた豪州代表のCTBケレビが2トライ目。17-0

新旧の豪州代表のコンビネーションからトライが生まれると、前半26分にはFB松島が緩急をつけたランから独走トライ。スピードスターの華麗な走りに、会場が爆発的に沸いた。

反撃したいトヨタ自動車だが、この日はスクラムとラインアウトが不安定。

特にラインアウトは、サントリーに迅速かつ的確なリフトにより再三競られ、チャンスをものにできない。

スクラムでもコラプシング(スクラムを崩す反則)のペナルティキック(PK)を与えてしまい、敵陣で強力FWが活躍する場面はほとんど見られなかった。

サントリーは前半30分、NO8タタフがノーバインドのタックルでシンビン(10分間の一時退場)となるが、天秤の傾きは変わらない。FL小澤直輝がCTBケレビのサポートをうけて自身2連続のジャッカルを成功させるなど、攻撃を途絶させた。

前半41分には日本代表の田村優(キヤノン)の弟であるSO田村熙がタックラーを弾き、WTBテビタ・リーへラストパス。トライを決め、29-0で前半を折り返した。

ハーフタイムで切り替えたいトヨタ自動車は後半4分、FBルルーのインターセプトから連続攻撃によりフィニッシュ。しかし梶原晃久レフリーはインターセプトがオフサイドだったとしてノートライ判定。会場はため息に包まれた。

反撃の機会を逸したトヨタ自動車に対して、サントリーはさらに猛攻。

後半7分のPG加点によりリードを32点差にすると、ここから約3分間で3連続トライ(後半17、21、23分)。

セットピースという足場を築けないトヨタ自動車は、難しいプレーで突破口を開こうとするがエラーが続く。

後半26分には無理に放ったパスをFB松島がインターセプトし、相手FBルルーを振り切りチーム8トライ目。SO田村熙のゴール成功で、60得点の大台に乗せた。

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