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春季大会初戦の東海大学、続く帝京大学、早稲田大学に敗れ、3連敗中であった大東文化大学。対する慶應義塾大学も同じく3連敗で、『勝ち』をお互いに取りに来た試合。
大東文化はSH(スクラムハーフ)に溝渕篤司(3年=京都府立桂)が、WTB(ウイング)に園田拓巳(4年=輝翔館中等教育)、FB(フルバック)には鎌田進太郎(2年=石見智翠館)が、この試合ではスターティングメンバーに入った。
明早戦は序盤から動き出した。前半2分、左CTB(センター)齊藤大朗(商3=桐蔭学園)がラインブレークを見せる。
その後、フェーズを重ねSO(スタンドオフ)花村海斗(法3=名古屋)からパスを受けた左LO(ロック)片倉康瑛(法3=明大中野)が、ノーホイッスルトライを決めた。
あまりにも早すぎる失点に、「行こう、という気持ちではいたが、あれだけやられると…。そのあとに、みんな切り替えができていれば」と、PR小泉友一朗(4年=御所実業)はうつむきながら振り返る。
その後の攻撃で、大東文化はパスを回しながら敵陣まで攻め上がり、ライン際を走るWTB長谷川昇(2年=バーカーカレッジ)にボールをつなげたが、その長谷川がパスを出した先に味方はいなかった。
チャンスをものにできず、逆にペナルティを取られてしまう。さらに8分と、13分には自陣深くでモールを押し込まれトライを許す。これも大東文化のペナルティからの失点であった。
写真:モールを押し込まれトライを許した
しかし、15点ビハインドで迎えた前半30分。長谷川が、早稲田戦でも見せた力強いランで次々にラインブレイクし、敵陣22mライン付近まで一気に攻め込む。
そしてパスを回しつつ前進、トライまで残り数mのところでペナルティを獲得した。そのマイボールスクラムから出たボールを、主将でNO8(ナンバーエイト)の佐々木剛(4年=八戸西)がグラウンディング。
SO(スタンドオフ)の高本海斗(3年=大阪桐蔭)のキックも決まり、7-15とする。
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