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スーパーラグビーは早くも第5節を迎え、3月16日(土)、ヒトコミュニケーションズ・サンウルブズは、ニュージーランド遠征からホームに戻り、東京・秩父宮ラグビーで、同じオーストラリアカンファレンスのレッズを迎える。
前節は惜しくも20-28で敗れて、敵地で連勝はならなかったサンウルブズだが、1勝3敗(総勝点5)で全体13位&オーストラリアカンファレンス4位につけている。
一方のレッズは開幕節が「BYEウィーク」(休みの週)で、前節まで3試合を戦っているが、3連敗でいまだに勝ち星がなく、総勝ち点1で全体14位&同カンファレンス最下位と低迷している。
サンウルブズはレッズとの通算成績1勝2敗だが、昨年はホームで63-28と勝利している相手だけに、今年もファンの前の前でしっかりと白星を挙げたいところだ。
それではまず、サンウルブズのメンバーから見ていこう。スーパーラグビー初登場となるFL(フランカー)ベン・ガンター、今シーズン初起用となったCTB(センター)シオネ・テアウパ、ケガから復帰し同じく今シーズン初登場となったWTB(ウィング)ホセア・サウマキが先発。
そして、控えには日本代表候補合宿メンバーから、NO8(ナンバーエイト)アマナキ・レレィ・マフィが入った。
他にFW(フォワード)はPR(プロップ)山下裕史、HO(フッカー)坂手淳史、LO(ロック)ヘル・ウヴェ、NO8ラーボニ・ ウォーレンボスアヤコといった日本代表候補が名を連ねた。
また、BK(バックス)にはキックの名手SO(スタンドオフ)ヘイデン・パーカーが先発に復帰、共同キャプテンCTB(センター)マイケル・リトル、好調のWTB(ウィング)ゲラード・ファンデンヒーファーらがスターターに名を連ねた。
控えにはPRヴァルアサエリ愛、LOジェームス・ムーア、SH(スクラムハーフ)内田啓介、万能BK松田力也といった日本代表候補が入った。
4人が新たにサンウルブズでプレーすることに対してスコット・ハンセンHC(ヘッドコーチ)代行は、「スコッドみんなにチャンスをあげることが大事だし、みんな仕事ができると信じています。ポジション争いをさせるために、このメンバーを選んだこともあります」と説明した。
FLガンター、WTBサウマキ、控えのNO8マフィら突破力のある選手が増えたことに対して、ハンセンHC代行は、「みんなパワーを持っているし、エッジ(グラウンドのサイド)でキャリーしてほしい」と活躍に期待を寄せた。
ただ、先週のブルーズ戦ではペナルティやイエロカードから自滅してしまったことに関して、しっかりミーティングや練習で改善したといい、指揮官は「15対3のペナルティの数だと、スーパーラグビーでは絶対勝てないと思います。規律のディテールと判断のところを話しました」と自信をのぞかせた。
試合途中からマフィがチームに勢いを与える
また、共同キャプテンCTBリトルは「先週のブルーズ戦はペナルティを与え過ぎた。今週、我々の取り組まなければいけない事はとてもシンプル。サンウルブズのシステム、攻撃のスタイルを信じること。ミスをたくさんしないこと。カードをもらわないこと」。
「毎週毎週、チームは改善している。今週はサンウルブズのラグビーを秩父宮のファンの前で披露したい」と意気込んだ。
先週、プレッシャーを受けたセットプレーを改善し、ボールを動かし、ワイドにプレーするサンウルブズのラグビーを見せることが勝利につながるはずだ。
一方、レッズはオーストラリアラグビー協会に方針に従い、「ワラビーズ」こと、オーストラリア代表のPRタニエラ・トゥポウと、LOアイザック・ロッダが今週末休養となった。
そのため、元トヨタ自動車のPRルーアン・スミスが双子の兄弟、PRジャン ピエール・スミスとパートナーを組み、FLアンガス・スコット ヤングが先週のベンチから先発に入り、ルカーン・サラカイアロトがLOに移動した。
他のメンバーを見ると、HOは先週先発したブレンダン・パエンガ アモサがベンチに下がり、アレックス・マフィが今年初先発。NO8にはNECでもプレーしたオーストラリア代表経験豊富なスコット・ヒギンボッサム が入った。
BKは普段CTBでプレーするアイザック・ルーカスがSOに入り、ハミッシュ・スチュワートがFB(フルバック)に入った。他にもキャプテンのCTBサム・ケレヴィ、近鉄でプレーしたWTBクリス・フェアウアイ サウティアというワラビーズ経験者も先発する。
リザーブのPRフィアオ・フォトゥアイカが再びベンチ入りし、LOアンガス・ブライス、SOテティ・テラ、WTBフィリポ・ダウングヌらが今年初めてメンバーに入った。
レッズのブラッド・ソーンHCは、「今週はオーストラリア協会のルールにより2人の選手が出場しないが、我々はルーアン(・スミス)とアンガス(・スコット ヤング)を先発させることができ、ルカーン(・サラカイアロト)がセカンドとバックローができるので、層の厚さ見せることができる」。
「今週末はSOブライス・ヘガティーを休ませて、代わりに出るアイザック(・ルーカス)は今シーズン、3度試合に出て、質の高いラグビーをプレーしていた。彼は若いことから10番でプレーしているので、これは彼にとって特に新しいことではない」。
「新しくベンチに入れた3選手はトレーニングに熱心に取り組んできたので、今週メンバーに入れるのにふさわしいと考えた」と選手起用について説明した。
レッズとしてはセットプレーでプレッシャーをかけて、突破力のあるBK陣でトライを取り切りたいところだ。
サンウルブズとしてはホーム初勝利、そして今シーズン2勝目を挙げて、上位進出の足がかりにしたいところだ。一方のレッズは今シーズン初勝利を何としても奪取したいところだろう。
どちらも勝利に闘志を燃やす一戦は、3月16日(土)秩父宮ラグビー場でキックオフされる。午後0:45からJ SPORTS 4で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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