人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
12月27日、大阪・東花園ラグビー場で「花園」こと、第98回全国高校ラグビー大会が開幕し、27日、28日の両日は1回戦の19試合が行われた。
開会式は快晴の中、2019年ラグビーワールドカップのために改修された新しい花園ラグビー場で、各都道府県予選を勝ち抜いた51校が元気よく行進。
選手宣誓は大津緑洋(山口)の 末次遥人主将が行い、「すべての方への感謝を胸に、一丸となってトライを目指し、全国のラガーマンと友情のスクラムを組むことで、最高の舞台でラグビーができる喜びを世界中に配信することを誓います」と力強く語った。
恒例となっている「入場行進3賞」は、「ベストマーチング賞」(整然とした行進)が深谷(埼玉)、「フィールドドリーム賞」(明るく元気な行進)は魚津工(富山)、「HANAZONOフィフティーン賞」(力強さを感じさせる行進)は大阪朝鮮(大阪第2)がそれぞれ受賞した。
開会式直後のU18花園女子15人制は西軍がラストプレーで12-10と逆転し東軍を下した。
◆12月27日 1回戦8試合結果
○玉島(岡山) 26-5 旭川龍谷(北北海道)
○岡谷工業(長野) 13-7 和歌山工業(和歌山)
○土佐塾(高知) 31-12 青森北(青森)
○札幌山の手(南北海道) 27-19 熊本西(熊本)
○新潟工業(新潟) 38-7 大津緑洋(山口)
○新田(愛媛) 80-19 山形中央(山形)
○鹿児島実業(鹿児島) 45-14 魚津工業(富山)
○京都成章(京都) 81-0 仙台育英(宮城)
12月27日(木)、1回戦8試合が行われた。玉島(岡山)が嬉しい花園初勝利、過去ベスト4に進出すること2回の新田(愛媛)も10年ぶりの出場で1回戦を突破した。
また、昨年度はAシードだった京都成章は前評判通りの強さを見せて12トライを挙げて、守っては零封し快勝した。
◆12月28日 1回戦11試合結果
○尾道(広島) 40-12 本郷(東京第2)
○大阪朝鮮高(大阪第2) 29-14 日川(山梨)
○早稲田実業(東京第1) 55-3 名護(沖縄)
○桐生第一(群馬) 110-0 米子工業(鳥取)
○国学院栃木(栃木) 59-7 若狭東(福井)
○大分舞鶴(大分) 26-21 深谷(埼玉)
○静岡聖光学院(静岡) 22-16 高鍋(宮崎)
○八幡工業(滋賀) 14-12 朝明(三重)
○石見智翠館(島根) 34-7 秋田中央(秋田)
○城東(徳島) 24-7 聖光学院(福島)
○関商工(岐阜) 89-0 高松北(香川)
12月28日(金)、1回戦11試合が行われた。初出場校は明暗を分けた。元日本代表CTB霜村誠一監督が率いる桐生第一(群馬)は18トライを挙げて110-0で圧勝。
なお、初出場校の100点越えは初めてのことだという。また、聖光学院(福島)は1トライを挙げることができたが、城東(徳島)に7-24で敗戦した。
82シーズンぶりの出場となり耳目を浴びている早稲田実業も展開ラグビーを見せて55-3で快勝。全国大会では90年ぶり、そして花園ラグビー場では初の勝利を挙げた。
好カードと予想された大分舞鶴(大分)vs.深谷(埼玉)は26-21で大分舞鶴が競り勝ち、花園で81勝目を挙げた。
また、大阪第2地区代表の大阪朝鮮は後半、日川(山梨)に3点差に迫られるが主将CTB李承信が2トライを挙げて、29-14で勝利し地力があるところを見せた。
12月30日(日)はいよいよAシード3校、Bシード校10校のシード13校が登場し、大会最多となる16試合が行われる。ノーシード校がシード校を倒す〝シードバック〟が起きるか。
第1グラウンドから注目試合を見ていこう。第1試合から2大会ぶりの優勝を目指すAシードの「ヒガシ」こと、東福岡(福岡)が登場。
第3試合には、日本航空石川(石川)vs.国学院栃木(栃木)、報徳学園(兵庫)vs.大阪朝鮮高(大阪第2)は接戦が予想される。
第2グラウンドでは、Bシードの茗渓学園(茨城)、長崎北陽台(長崎)、中部大春日丘(愛知)が、それぞれ1回戦を勝ち上がったノーシード校の挑戦を受ける。
第5試合には優勝候補の一角で昨年度のファイナリストの大阪桐蔭(大阪第1)が登場する。
第3グラウンドは6試合が行われる。第1試合は初出場ながら勝利した桐生第一(群馬)が、Bシードの常翔学園(大阪第3)にチャレンジする。
第2試合は中国地方でしのぎを削ってきたライバル校同士、石見智翠館(島根)と尾道(広島)が花園で初対戦する。
第3試合は優勝候補のAシード桐蔭学園が登場。第4試合は早稲田実業がBシードの流通経済大柏に挑み、第5試合は佐賀工業(佐賀)vs.京都成章(京都)と注目の一戦が行われる。
12月30日も冬の寒さを忘れさせるような熱い16試合が行われることは間違いなし!
2回戦に勝利し、正月を超えてラグビーワールドカップイヤーである2019年の元日に試合を行うことができる16チームはどこになるか。花園ラグビー場または、J SPORTSで熱戦を楽しんでほしい!
◆12月30日(日)2回戦対戦カード
☆:Aシード ★:Bシード
【第1グラウンド】
09:30☆東福岡(福岡) vs. 関商工(岐阜)
10:45 八幡工業(滋賀) vs. 城東(徳島)
12:00★日本航空石川(石川) vs. 国学院栃木(栃木)
13:15★報徳学園(兵庫) vs. 大阪朝鮮高(大阪第2)
14:30★黒沢尻工業(岩手) vs. 静岡聖光学院(静岡)
【第2グラウンド】
09:30★茗渓学園(茨城) vs. 新潟工業(新潟)
10:45★長崎北陽台(長崎) vs. 鹿児島実業(鹿児島)
12:00★中部大春日丘(愛知) vs. 札幌山の手(南北海道)
13:15 新田(愛媛) vs. 玉島(岡山)
14:30☆大阪桐蔭(大阪第1) vs. 土佐塾(高知)
【第3グラウンド】
09:00★常翔学園(大阪第3) vs. 桐生第一(群馬)
10:00 石見智翠館(島根) vs. 尾道(広島)
11:30☆桐蔭学園(神奈川) vs. 大分舞鶴(大分)
12:45★流通経済大柏(千葉) vs. 早稲田実業(東京第1)
14:00★佐賀工業(佐賀) vs. 京都成章(京都)
15:15★天理(奈良) vs. 岡谷工業(長野)
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【限定】ラグビー 関西大学リーグ2024 近畿大学 vs. 関西大学 / 立命館大学 vs. 関西学院大学
10月6日 午前11:35〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 早稲田大学 vs. 青山学院大学
10月12日 午前11:20〜
-
【限定】ラグビー 関東大学リーグ戦2024 東洋大学 vs. 流通経済大学
10月6日 午後12:50〜
-
ラグビーWXV2024 15人制ラグビーユニオン女子国際大会 WXV2 日本 vs. スコットランド(10/05)
10月5日 午後8:50〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 明治大学 vs. 立教大学
10月12日 午後1:50〜
-
ラグビー 関東大学対抗戦2024 青山学院大学 vs. 筑波大学
9月29日 午後12:20〜
-
【先行】ラグビー 関東大学対抗戦2024 日本体育大学 vs. 明治大学
9月28日 午後1:50〜
-
【限定】ラグビー 関西大学リーグ2024 天理大学 vs. 同志社大学 / 摂南大学 vs. 京都産業大学
9月29日 午前11:35〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!