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12月16日(日)にキンチョウスタジアムで行われた大学選手権第3回戦。慶應義塾大学は京都産業大学と対戦した。
先制点を挙げたのは慶大だった。前半6分、京産大ボールのラインアウトからモールを組むと、慶大がターンオーバーに成功。
CTB(センター)栗原由太(環3・桐蔭学園)がフィジカルの強さを生かしてゲインを切ると、最後はパスを受けたSO(スタンドオフ)古田京(医4・慶應)が相手ディフェンスを避けながらトライを決めた。
直後に京産大のキックを用いた攻撃に翻弄されて失点したものの、慶大は攻撃の手を緩めない。15分に左サイドから攻め上がると、ボールを受けたのはFL(フランカー)川合秀和(総3・國學院久我山)。
「自分でトライを取ってチームにいい流れを」と自身の強みであるアタックを生かして相手を華麗にかわし、インゴールに飛び込んだ。
21分にもWTB(ウィング)宮本瑛介(経4・慶應)が勢いをつけて走り込みCTB栗原由からパスを受けると、「自分が入れば抜ける」とディフェンスラインを突破してグラウンディング。前半を21-12で折り返す。
しかし、後半では一転して流れが京産大へ。3分にPG(ペナルティゴール)を決められると、9分には慶大が自陣深くで痛恨のペナルティ。ラインアウトからのモールで我慢しきれずにトライを奪われ、21-20と1点差にまで追い詰められてしまう。
だが、黒黄軍団はここで弱気にならなかった。20分、WTB宮本瑛が力強い突破を見せてゲインを切ると、ボールは途中出場のFB丹治辰碩(政4・慶應)へ。
素早いパスの副作用か惜しくもノックオンとなってしまうが、ここで奮起したのは慶大FW(フォワード)陣だった。
スクラムで相手のペナルティを誘うと、敵陣深くでのマイボールラインアウトからモールで押し込み、最後はFL川合がトライ。SO古田も難しい角度からのキックを決め、会場は大きく盛り上がる。
25分にも同様の流れで得点すると、31分にはPGにも成功。慶大が試合の主導権を取り戻した。
試合終了間際にも、粘り強くフェーズを重ねた末にPR(プロップ)細田隼都(商4・慶應)がトライを挙げ、43-25でノーサイド。慶大が勝利を収め、次戦へと駒を進めた。
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