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ピックアップ コラム 2021年10月13日

新生日本代表チームいよいよ始動、男子は大量12人をエントリー <グランドスラム・パリ2021>

柔×コラム by 古田 英毅
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金メダル9個、銀1個、銅1個という過去最高の成績を残した東京オリンピックから2か月半。新生・柔道日本代表が2024年パリ五輪に向けていよいよ始動する。初陣として選ばれたのは3年後の決戦の地で行われるグランドスラム・パリ。今週末の熱き2日間(10月16日~17日)、J SPORTSが行う生中継に注目である。

というわけで五輪後最初のビッグゲームとなる今大会。海外勢各国とも五輪上位のエース級の参加は、ごく一部の例外を除いてナシ。地元枠を生かして大量28名をエントリーするフランスも五輪代表は1人のみ、若手中心の布陣で(ただしかなり強力)臨む。

村尾三四郎選手

当然ながらファンの注目は、五輪で強さを証明した最強国・日本の戦いぶりということになる。わけても、鈴木桂治新監督のもと大陣容で臨む男子代表のメンバーが実に面白い。「五輪代表の真後ろにいる選手たち」(鈴木監督談)という視座で選ばれた選手は7階級12人。6月のブダペスト世界選手権を戦った代表選手と、4月の全日本選抜体重別優勝者がその中核をなす。まさに全員が注目と言っていい魅力的な陣容なのだが、ここでは特にブレイクの期待が掛かる4人を紹介したい。

まず90kg級の村尾三四郎(東海大3年)。5月のグランドスラム・カザンではイゴルニコフ(ロシア)や東京五輪の銀メダリスト・トリッペル(ドイツ)ら超強豪を左大外刈に左内股と大技ばかりで撫で斬り、圧勝V。世界を驚かせ、IJF(国際柔道連盟)の実況解説者を「なぜ村尾が五輪に出ないんだ?」と呆れさせた。徹底マークに遭った6月のブダベスト世界選手権では2位入賞のボボノフ(ウズベキスタン)の「指導」奪取作戦に嵌って敗れてしまったが、力自体はいますぐ世界一になってまったくおかしくないレベルにある。この大会の反省から「組み手と技の幅を広げて、勝てる確率を上げることを考えた」(本人談)と、単に強くなるだけではなく結果を残すことにもフォーカスして稽古を積んだという、村尾の出来に期待したい。今回の面子は過去敗戦歴のあるメフディエフ(アゼルバイジャン)とハルモルザエフ(ロシア)、さらに同年代の新スター候補・マイスラゼ(ジョージア)と力を証明するには十分以上だ。

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