人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2023年10月27日

2023“SF鈴鹿決戦”チャンピオン候補3|リアム・ローソン~夢にもう一歩近づくのに必要な“初のビッグタイトル”~

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
  • Line

「ハイダウンフォースなところは、スーパーフォーミュラとF1は似ているところがあるから、スーパーフォーミュラを乗ることでF1のシミュレーターに役立っている部分はある」と語るローソン。こういうトレーニングが日頃からできていたからこそ、スーパーフォーミュラでも対応できる部分があったのではないだろうか。

そして、今シーズンのローソンを見ていて感心したところがひとつある。それが第4戦オートポリス大会だ。

日向坂46の富田鈴花さんが今年から決勝の中継を始めたABEMAでスーパーフォーミュラ広報大使として同番組のMCを務め、現地リポーターとしても活躍しているが、実は彼女がレース前にインタビューしたドライバーが優勝するというジンクスが今季前半に続いていた。ローソンは、そのことを番組ゲストとして出演した時に知ると、大津弘樹(肺気胸で欠場となった野尻の代役として参戦)のインタビューに自ら割り込んでいった。

その効果が実際にどれほど影響しているかは分からないが、その後の決勝レースで見事優勝を飾ったのだ。

スーパーフォーミュラ第4戦

スーパーフォーミュラのようにハイレベルかつ超僅差なバトルとなると、最後に勝敗を分ける鍵として必要になるのが“運”だ。そこに勝つ可能性が1%でも増えるのであれば、それを躊躇せず自ら取りにいく…ローソンが内に秘める“貪欲さ”のようなものが垣間見えた瞬間だった。

そして、8月の第7戦終了後には、思わぬ展開が待ち受けていた。F1オランダGPに出走中のリカルドがクラッシュを喫し、手の骨を骨折。リザーブとして現地帯同していたローソンが代役で出走することとなった。

そのまま、リカルドの怪我が治るまで。オランダGPを含めて5戦に出場。シンガポールGPでは9位入賞を飾ったほか、鈴鹿サーキットで行なわれた日本GPにも参戦し、大きな注目を集めた。

ここでも高い順応性をみせて力強い走りを見せるローソン。本人を含め、誰もが翌年のレギュラー昇格を信じて疑わなかった。しかし、日本GPの土曜日に発表された翌年のアルファタウリのドライバーラインナップは角田裕毅とダニエル・リカルド。ローソンは引き続き、リザーブドライバーを務めることとなった。日本GP前には、そのことを聞かされていた模様。木曜日に現地で囲み取材の時間があるのだが、ほとんど笑顔がなかったのが印象的だった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ