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昨年は埼玉トヨペットGB GR Supra GTが優勝、さて今年は?
ランキングTOPの52号車埼玉トヨペットGB スープラ。
天国から地獄へ、とはよく使われる表現だが、さらに天国へ、ということになるとは思いもしなかった。それがまさに前回のGT300クラス。埼玉トヨペットGB スープラが最終ラップの最終コーナーをトップで駆け抜けるはずが、突然の失速。その脇を小林崇志/小出峻組のUPGARAGE NSX GTがすり抜け、トップでチェッカーを受けた。サクセスウェイトを100kgも積んで、我慢どころか2連勝を果たしたかと思われた。
しかし、結果は前述のとおり。ゴール後、吉田は自分がいらぬ作業をしてしまったからかもしれないと、号泣したことから一転。UPGARAGE NSX GT3に失格の裁定が下り、埼玉トヨペットGB GR Supra GTに優勝が戻ってきた。その結果、ランキングでもトップに。
しかし、前回のUPGARAGE NSX GT3は、いささか神がかっていたとはいえまいか? 繰り返していうが、100kg積んでなお予選Q1で小林がトップに立ち、少なくとも2位でゴールできたという事実。このチームはここまで勝つか、ノーポイント。それだけセッティングも攻めているのだろう。埼玉トヨペットGB GR Supra GTより軽い60kgだから、ではなく、60kgなのに、という今回も期待できるかもしれない。もちろん、その逆も大アリだが。
ちなみに昨年勝っているのは、他ならぬ埼玉トヨペットGB GR Supra GTなのだが、昨年より重たく、しかも450kmレースということもあり、同じようなわけにはいかないだろうと吉田自身は予想している。なお、このチームには第4戦の車両火災でチームが活動を休止した、野中誠太が第3ドライバーとして加わる。そこに何か化学変化が生じると、話は違ってくるかもしれないが。
では、昨年2位のSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人/山内英輝組はどうだ? 現時点でのサクセスウェイトは47kgで、昨年より4kg軽い。昨年はポールポジションも奪っており、2021年は決勝で3位。と来たら、次は……ということになる。少なくても、ポールポジションは狙いに来るだろう。山内が、それまで最多記録を保持していたK-tunes RC F GT3の高木真一から奪い去ったばかりの記録を、前回で並び替えされているだけに。まして、今年はここまで未勝利とあって、テクニカルコースを得意とするマシンだけに、やはり優勝も狙いに来る!
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