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モーター スポーツ コラム 2023年10月5日

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)「浮き足立つことなく次に向かうことができる」 | SUPERGT 2023 第6戦 SUGO【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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ペース的には、やっぱり15周〜20周ぐらい経つと、(17号車に対して)かなり劣勢になって……。でも全車を見ても、そこまで速いペースを刻めてはなかったと思うんですよね。なので、(大湯は)よく耐えてくれたし、最後まで集中を切らさず走ってくれたなという思いはすごくありますね。大湯選手としては、17号車にパスされた時に若干の状況判断の誤りがあったと思うんです。そういったこともかなり悔しがっていました。でも、本当に今ある自分の力をすべて出し切って帰ってきてくれたんだなという、そんな感じでした。

よく言われますけど、当然ながら、GT300車両が次のコーナーで重なるなとか、何個先のコーナーで重なるなっていう、そういうイメージは(レース中に)してるんです。右から抜くのか左から抜くのかっていうのは、ああいうSUGOの最終コーナーのような、回り込んでるようなところで言うと、なかなか状況判断が難しかったりします。あとは、やっぱり(状況的に)劣性だったことを彼も瞬間瞬間(のバトル)でわかってたと思うんで、少しでもリスクを負って外側からGT300車両を抜きに行って、ちょっとでもうしろとギャップを開きたいっていう思いがあったと思います。状況が劣勢だったっていうことが、ああいうミスみたいなものを誘発してしまいやすいというか……。そういった状況にあったのかなと思うんですけどね。まあでも、あれはしょうがないかなという気がします。むしろ、よくあそこまで耐えたなという感じですね。

野尻智紀選手と大湯都史樹選手

野尻智紀選手と大湯都史樹選手

── 内容的には悔しい結果に終わりましたが、レース直後、『まだまだ僕らは上に行けることが今日のレースで分かった』とコメントしていました。これは、今回のレースで新たな気づきがあったという意味ですか?

野尻:僕の後半のスティントで、クリアな1周が取れた時に“これ以上ペースは上がらないから”っていう話をチームにはしました。つまり、これ以上は僕のペースは上がらないから、周りに対して遅かったとしても、もう僕はペースを上げる余地がないので、“期待はしないでね”という意味合いで話をしたんです。そういうやり取りを(無線で)しながら、じゃあ、どのタイミング(でのピットイン)がベストかを……(考えた)。もうちょっと(ピットインのタイミングを)伸ばせるんじゃないかっていう期待をピット側がしてしまうと、間違った判断にも繋がりやすいところもある……そういう話をしてたんです。結果論でしかないのかもしれないんですけど、もうちょっといいタイミングもあったと思うし、そういった部分では、チーム側も常にベストなタイミングを探さないといけないので。ドライバーとのコミュニケーションの取り方もそうですし、そういう部分でもうちょっと工夫が必要だったところはあったのかなという気がしますね。

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