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モーター スポーツ コラム 2023年10月5日

野尻智紀選手(No. 8 ARTA MUGEN NSX-GT)「浮き足立つことなく次に向かうことができる」 | SUPERGT 2023 第6戦 SUGO【SUPER GT あの瞬間】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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── “先輩”ならではの見解です。

野尻:いや。でも本当はドライバーって、なんかこう……“カッコつけたがり”なところもあるんです。思いっ切りアタックして、“自分の力で(ポールポジションを)もぎ取ってきたぜ!” みたいな、そういうものが欲しかったりするんで……。どうしても気持ちが入りすぎてしまう。特に、前戦の鈴鹿のような予選では、誰しもが起こしてしまうようなこと(攻めのアタック)だったと思うんですが、自分の中で、そういうギリギリの戦いがあるんです。(大湯は)前戦を踏まえて、いい走りがさらにできるようになったんじゃないですかね。チームメイトですけど、ものすごい能力の選手だなと思うし。いやぁ、負けてらんないなっていう感じですね。

── 身近に、そういうパフォーマンスを見せてくれる若手のドライバーがいると、刺激を受けますね。

野尻:こそこそと彼の技を盗みながら(笑)、なるべく同じような走りができるように……みたいな部分で、チームメイトとしてやらなきゃいけないことがあると思うんで。“彼はどういうことを考えて走ってるのか?”みたいな部分は、オンボード映像を見ながらこっそり考えて、それが彼の本当の真意かどうかはわからないですけど、なるべく理解して同じように走りたいなみたいなところはありますね。聞いても絶対教えてくれないんで、あいつは。こっちが盗むしかないって感じですね(笑)。

── 迎えた決勝。チームの戦略はどのようなものでしたか。また、今回は野尻選手がスタートドライバーを担当しました。

野尻:今回のSUGOについては、レース距離が300kmでしたので、従来通りのレースフォーマットで、あまり引っ張る……前半スティントを引っ張って長く走ることは考えず、なるべくミニマム……ドライバー規定(の周回数)をクリアしたら、もうピットインするっていうような……どのチームもそれは一緒だと思うんですけど、そういう方向性の戦略を採っていました。僕らは予選のタイヤも、結構柔らかい側を使ってたんで、前半はそんなに引っ張っても旨味はない。プッシュして、とにかくタイヤを使い切って……っていうのが、僕の前半スティントの役目でした。しっかりとギャップは築けた(ピットイン前周の31周終了時、2位との差は約10秒弱)んで、良かったかなと思いますね。

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